前回の記事でバトゥミ「完全無料トレーニングジム」をご紹介した。
続いては「完全無料ローカル源泉かけ流し硫黄温泉」
誰が言ったか、ただより高いものはない。
いや、普通にただより安いものもないと思っている
ジョージア旅ブログのさぼわーるさんが紹介していた場所。よくもまあこんなところを見つけてくるもんだと感心してたけど、よく見たら今の部屋から徒歩圏内だ。
ジョージアあるあるだけど、Googleマップでは道が繋がってないことになっていて徒歩だと1時間以上と表示される
Yandexマップなら徒歩12分位。余裕の徒歩圏内

朝起きて、とても天気が良かったので散歩がてら向かってみた。
海沿い滞在なので海側に足が向いがちだけど、山側も5月の新緑がとても気持ちが良い
なんとかワインセラーって表示されている方向に向かって歩いていく

誰もいない山道を一人で歩いていると、なんとなく不安になる。ジョージアの野良犬は自治体に管理されてとても大人しいんだけど、山奥に住んでいる奴らは例外。すげー吠えられることもある。油断禁物
人間は都会のほうが治安が悪いが、犬は山賊
しかし、前方にお散歩民と見られる人を発見して一安心

小川なんかも流れていてのんびりとした時間が流れる。
ちょっとしたハイキング気分も楽しめる往路となった。

歩くこと15分くらいで目的の温泉をすぐに発見できた
温泉っていうか・・掘っ立て小屋。知ってたけど想像以上の出で立ちだ
これぞ「THEローカル」いや・・すぎる

たまたま出たばかりで頭にタオルを巻いて涼んでいる先客の女性がいて
「これ・・勝手に入って良いんですか?」って聞いてみたら、スマホの翻訳機を使って丁寧に色々教えてくれた。
- 全身脱いで入ってもいいけど、ほとんどの人は足湯として使う
- 最初は15分でインターバルおいて2回目が20分ってのが効能高い地元ルールらしい
- 飲んでも体に良いからおすすめよ
とのこと。もっと色々話してくれたけど、ジョージア語だかロシア語だかも聞き取れないので雰囲気で「マドロバ」と「スパシーバ」ダブル重ねでお礼を言って中に入った
硫黄の匂い漂う温泉が止め処なく流れ込んでいて、ある程度溜まったら下の排水溝へ排出される作りになっている

さぼわーるさんの紹介記事では裸で入って良いのか足湯専用なのかわかんないって書いてあったけど、さっきの女性が服を脱いで入ってもOKと言っていたので、とりあえず脱ぐ
この場合海外では水着着用なのか全裸OKなのかも判断しかねる。そもそもこの小屋に鍵とかないし
裸になって逮捕でもされたら大変だ
とりあえず靴を入口において「入ってますよ」アピール

・・・そして躊躇なく「全裸」だ
誰も来ませんようにと祈りながら、ジャパニーズスタイルで源泉を楽しませてもらう。

お湯は体感で39度位かな?ぬるいお湯だけど
言われた通り15分くらい浸かってるとダラダラと汗が滴り落ちてくる。
ちゃんと源泉が飲めるようにコップも備え付けてあったので、一口ごくり
うん、硫黄の温泉です。別に美味しいものじゃないが体に良いような気分はする

もう一つの湯船につながるパイプの栓を抜いたらバスタブにお湯が張れるシステムみたい

なんか厳密なルールがわからなくて落ち着かないので1セットで出てきたけど、保温効果は抜群でした。外気は14度位だったけど復路、新緑の山道(って言っても勾配は殆ど無い)を歩いていて、吹き抜ける風がとても気持ちが良かった。
殆どの利用者は車で来るみたい。地元のおばさんのたまり場的場所なのかな
感想としては、わざわざバスを乗り継いでバトゥミから来るほどではないが、車があったり近くに滞在しているなら季節によって利用価値は高いと思います
人生でこんな簡素でローカル感あふれる天然温泉に初めて入ったけど、良かったです。
週1回の散歩からの足湯コースに組み込む予定です。ご参考にどうぞ
無料は正義
※後日Googleマップに「無料の硫黄温泉」と日本語登録しておきました