サパではガイドを付けてトレッキングツアーへ参加するのが観光客の王道。綺麗な棚田を鑑賞したり少数民族の村を訪れたりする定番コース。
現地で半日ツアーで1500円位、ネット申込みだとそれの倍額位。1泊コースだと1万円位の費用がかかる。遭難の恐れがある高山ならともかく田んぼの中を歩いて村へ数キロ歩くだけだ。無論自分で行けば無料。
無料大好き!ってことで散歩がてら行ってみました。のんびり歩いて片道90分くらい。少数民族(カットカット)の村にも歩いて行くことは可能だけど、特に興味もないし入場料を取られるのでパス。テーマパークとし楽しみに行くなら個人の自由で否定はしないけど、ビジネス部族的な雰囲気を全面に出してくるので妙味が薄い。彼らにとっては貴重な現金収入なんだろうけど、幼稚園児くらいの小さい子供に物乞い地味た仕事をさせるのには少し抵抗がある。
ホテルから山を下山していく。行きはずっと下りが続くので楽ちん。
わざわざ山の中を下っていかなくてもサパの中心街からはどこからでも絶景が拝める。まあ運動がてらです。
道中で一仕事終えたのか村へ帰ると思われる少数民族の団体を見つけたので後ろを付いていくことにした。ストーカーです
どんどん下っていくのは楽なんだけど、帰りはこれを登って帰るのかと心配になるが、所々でバイクタクシーの呼び込みがいたのでしんどければそれを利用して帰ってこようと気にせず進む(後に後悔することになる)
所々、新緑に染まった棚田を見ながら、気分良く進んでいく
最後の売店。村の人も使うのかな?
途中で、有料のトレッキングツアー客たちを見かけることもあった。それに付いて行っても良かったんだろうけど、なんかズルしてるみたいなので気が引ける。ガイド付きのコースはドロドロの道を進むみたいで皆靴が泥だらけだった。
こっちはサンダルなので、この道を登るのは無理。やはり村へ帰る人たちに付いていく
先導してくれるお母さん。頼もしい(勝手に着いていってるだけだけど)
すると突然皆、険しい山道に入っていった
きっと、この先に集落があるんだろうと推測。ストーカーが勝手にお邪魔するのもなんだし、一団とはここでお別れする。
ここから更に一人で山を下っていく。ホテルを出て約90分位歩いてなんとなくビューポイント的な目的地に到着する(別に目的はないんだけど)
うーん・・なんか違う。
棚田って遠くから見るから綺麗なのであって、近くで見るとただの田んぼ。これと言って感動もない。まぁ綺麗だけどね
とりあえず、記念写真だけ撮って踵を返す。
ここからが大変だった。来るときは何人ものバイクタクシーが声を掛けてきたのに、何故か帰りには全く捕まる気配がない。ちょっと舐めてました。
かなりの勾配をゼイゼイ息を切らしながら登っていく。うん、しんどいです。
以前富士山を登ってから数年全く有酸素運動をしていないツケがここに来て回ってきた感じ(年齢的な衰えもあるけど)
とはいえ、折角無料がテーマのハイキングなのに、これくらいの距離でタクシーを呼ぶのも負けた気がするので休み休みゆっくりと宿まで帰りました。たった往復2、3時間でこれだから半日ツアーで行ったら他の客に迷惑かけてたかも。
そういう意味でもマイペースで進めたので一人で良かったです。
強くはおすすめはしませんが、無料でトレッキングができたと思えば達成感はあります。浮いたお金で冷えたビールを帰ってからいただきます。
以上、おっさんが山道でただ散歩しただけのレポートでした。おわり