ニャチャンビーチ沿いに宿泊している。ベトナムのビーチリゾートはいい意味でシンプル。色んなお店が裏路地から海沿いに並んでいるんだけど、だいたい同じラインナップで値段もさほど変わらない(海辺のビーチクラブとかは観光客価格でカクテルが1000円位するけど、庶民的な食堂ではどこでも100円以下でビールが飲める。なぜか物価のベンチマークがすべて酒基準)
しかし、個人的にビーチ沿いはシンプル&清潔であればあるほど良いと思っている
朝6時位に目が覚めたので、ビーチ沿いを軽くジョギングしてみた。
結論から言うと「めちゃ好みのビーチ」
自然をとどめたままの原風景が魅力の離島ビーチも好きだけど、しっかりと遊歩道などが区画整備されたビーチが大好物。
例えばワイキキビーチとか沖縄北谷のアラハビーチなんかがこれに当たる。もちろんタイのパタヤやジョンティエンも整備されてるけどパラソルの無秩序なごちゃごちゃ配置とかがイマイチ。
重ねて今の時期、雨季と言われているニャチャンも運良く天気が良い(風強いけど)気温も午前中は26度前後と運動やお散歩には最高の環境。
このとおり、綺麗な歩道。
タイあたりだと歩道の所々に穴が空いていて、ずっと地面を気にして下を向いて歩かないと怪我をする。ここでは「上を向いてあるこう」を実践しても平気。
そして、ご覧の通り有料パラソル(200円〜500円/日)も間隔をおいて景観を損ねないように配置されている。パタヤのごった煮配置とは違う(それはそれでパタヤの魅力でもあるけどね)
映画「カクテル」に出てきそうな雰囲気の良いビーチバーも良い距離感で点在している。高そうだけどビールなら200円位で楽しめるし、コンビニで買ってきて隣の公共ベンチに腰掛けて愉しめば半額以下。
ビーチイバーでピニャコラーダを飲もうっていつも思ってる。でもスーパーで40度のラム酒がボトルで500円で売ってるから、カクテルに1000円出す勇気がない
ビーチと道路を隔てる街路樹も上手にデザインされている。これのおかげで木陰を快適に歩くこともできる。←これ大切
アジアのハワイとはよく言ったもの。海辺に立ち並ぶ高層ホテルなどをみても社会主義国とは到底思えないデザイン性の高さ・・
と思ったけど、しっかりイデオロギーは主張してますね。
爽やかなビーチ散歩を終えた後はベトナムの朝食といえば「バインミー」
フランス植民地時代に「ボンジュール!美味いパンが食べたいんじゃ!」とフランス人が流行らせたサンドイッチ。
確かにフランス人の啓蒙なのか、カンボジアとかラオスとかもパン美味いもんね
具沢山の激ウマサンドイッチが100円前後。これをベトナムコーヒーと海辺のベンチでいただく幸せ。
あと「ボンジュール!美味しいワインが飲みたいんじゃ」って作らせたダラットワインも夜用で帰りに買って帰る
強いてダメ出しするとしたら、恐ろしい交通量のビーチロードを信号無しで横断しなければいけないということ。綺麗に区画整理された街なのに、なぜ歩行者用の信号を整備しないのか理解に苦しむ。1億人の人口の平均年齢が30歳とかの国ではお年寄りの目線とか気にしないんだろう。お年寄りの目線だけしか気にしない日本とどちらが良いのかわかんないけど。
とにかく、特に何があるってわけじゃないけどビーチ全体の「造り」がとても良くできている。これに加えて「宿安い」「酒安い」「飯安い」「治安悪くない」
人気出るのもわかります
コロナ前はこのエリアどこも大盛況だったとか。中国やロシアの観光客が戻る前の今がのんびりできるチャンスかもしれません。
モーニングルーティーンでした。