2018年に運行を始めたばかりのスマートバスを利用してみた。
これまではプーケットタウンから各ビーチの往復はソンテウが40バーツで運行しているものの、
パトン~カロン~カタビーチの行き来はタクシーや貸し切りのトゥクトゥクなどに限られていた。
空港からカタビーチまで200バーツで乗り合いのミニバン(ロットゥー)が走っているのに
カタやカロン~パトンへ行くのに400バーツとか吹っ掛けられるのでなかなか簡単に移動できなかった。
ちょっとパトンまで出かけると往復ですごい値段になる。
仮に言い値で往復800バーツも払おうものならバンコク~プーケット間のLCCの値段より高くなる。
プーケットスマートバス
地元のタクシー業界などの反発からこの路線は長年ぼったくりの温床になっていたが、いよいよ南北ラインの公共交通機関の運行開始である。
プーケットスマートバス公式HP
この公式サイトに運航ルートや値段など詳しく記載されている。
バス外観
青いバスで上部に行き先が記載されている
南に走るバスと北に走るバスで行き先が分かる。
空港からの出発時間は決まっているがあとはバス次第。
約45分間隔ほどで運行しているようだ。時刻表は無し。フランスのバスもこの形態だった。
日本と比べてアバウト感が海外っぽい。
公式サイトからGPS現在地を確認
バスと自分の場所をスマホで確認できる。
一応バス停の記載があるが現場に行っても標識やベンチもない。
この日は土砂降りの雨で濡れて待つのが嫌だったのでこのGPSでバスが近づいてくるのを確認してからホテルを出た。
後はルート上の路上でスマホとにらめっこ。
バスが来たら手を挙げれば留まってくれる。
便利といえば便利だ。
初めての乗車の場合は乗車して、日本で言うスイカやパスモ、関西ならイコカのようなラビットカードを購入する。
乗車に利用するラビットカード
300バーツ(100バーツはカード代、200バーツはチャージされる)
このラビットカード、主要チェーン店やバンコクの交通機関で使えるらしい。
タイに滞在もしくは度々訪れるなら持っておいてもいいかもしれない。
使用できるお店でトップアップ(チャージ)もできるようだ。
分からないことや行き先の確認は添乗員へ
バスに乗るとお姉さんが簡単な説明と行き先を聞いてくれた。
そして、振り返ってみると
誰も乗ってない・・・
利用客は自分一人だけだった。
まだまだ認知が足りないようで、たまにロシア人らしき観光客が行き先もわからずバスを留めていたが
説明を受けて乗らずに去っていった。
車内で無料Wi-Fiも使えるらしいが未確認。
運賃
上り下り共に、同距離同運賃
カタビーチからパトンまで50バーツ
始発から終点まで170バーツ。
空港から利用するのであればそれほどの利点はない(時間もかかる)が各ビーチ間を移動するには非常に便利だ。
パトンビーチについてからも留まってほしい場所を伝えれば、バス停でなくても好きなところで降ろしてくれる。
降りるときはカードをタッチ。(日本のスイカとかと同じ)
まとめ
今回は貸し切り状態なこともあってほぼタクシーだった。乗り方や降り方、日本のバスとは違って初めは戸惑うかもしれないが、きわめてシンプル。
スマホで見つけて手を挙げて乗るだけ。
お金を払ってカードを買い。降りたいところで降りるだけだ。
もう少し、バス停などを分かりやすく作ってくれると、観光客も使いやすいんだけど・・・
それでも、ローカルボッタクリタクシーの牙城を崩す交通機関。たくさん利用して安い運賃での運用が永続的に続いてくれると助かる。
プーケットでビーチ間を移動したり南に行かれる方は是非利用してください。