最初はピザでもテイクアウトしようとぶらぶら歩いていると魚の燻製を売っているトラックを発見
ジョージアではどこでも売ってる魚の燻製。サバだかニシンだかマスの一種なのかは不明だけど、ローカル居酒屋でししゃもみたいな燻製を食べたらとても美味しかったので路上販売のおじさんの店で買ってみた。
Googleレンズで調べるとロシアでよく食べられる「オームリ」って言う魚みたい。いや違うかも・・
オームリ(露: О́муль、ブ: Оомоли)は、ロシア連邦、シベリアのバイカル湖において、比較的多量に生息しているサケ科コレゴヌス属の白身の魚である。美味、珍味として珍重され、バイカル湖において最も重要な水産種のひとつである。
Wikipediaより

持ち帰ってから食べ方をネットで調べたんだけどちょうどよいのが出てこない。なんせ燻製の良い匂いはしてるんだけど完全に水分が飛んだカチカチの燻製なのでどうしたものか?
硬すぎて手では解せない

皮に鱗が一部残っている雑な下処理だったので皮を剥がせるかやってみたら、なんとか手で剥がすことはできる

うーん、でもなんか違う気がするな・・
オーブンや電子レンジがあれば多少柔らかくなるんだろうけど、今の部屋にそれはない

とりあえず少しつまんでかじってみると「しょっぱめの鮭とば」ですね。
当然お酒との相性は最高かと。噛めば噛むほど旨味が出るやつです
鮭とば(さけとば、しゃけとば)とは、秋鮭を半身におろして皮付きのまま縦に細かく切り、海水で洗って潮風に当てて干したものである。「とば」は漢字で冬葉と書き、冬の北海道・東北地方の風物詩となっている。また、「とば」がアイヌ語の「鮭の身をおろしたものを更に縦に細かく切って乾かしたもの」という意味[1]のtupa トゥパに由来する可能性もある。
Wikipediaより
ワインっていうより焼酎か日本酒が欲しくなる
とりあえず、出たとこ勝負で3枚おろしにしてみる
なかなか包丁が入らず苦戦する。こんな硬い魚捌くのなんて初めてだ

かろうじて3枚といえるところまでこぎつける。
ヒレや頭などはポイする(なんか使い道あるのかな?出汁とか取れる?)

一口大に切り分けてしゃぶりつくように口の中でゆっくりと噛みほぐす。
うん「しょっぱい鮭とば」(2回目)
ただ、鱗の処理がされてないので口の中に鱗が残って食べにくい

これはこれでとても美味しいんだけど、多分炙るなりしてパスタに入れたりサラダにトッピングして食べるんだと思う。
ってことで2回目はオリーブオイルにニンニク、トマトペーストで作ったトマトソースに燻製をぶち込んで柔らかく。燻製の香りもトマトソースと絡んで上手に出来ました

仕上げはパスタに絡めてパルメジャーノレッジャーノを贅沢にまぶす(ジョージアでは日本の半額)

料理に正解は無いんだろうけど、これでいいのか?
誰か正しい食べ方教えてください
1匹8ラリ(約500円)文字通り酒の肴としてはコスパ大です。カルフールより2ラリ(約100円)安かった。
こういうの北海道とかのお土産屋で買ったら2000円位するしね
オーブンがない部屋での分解調理は大変で、部屋中が魚と燻製の匂いでいっぱいになります。味はとても美味しいけどね。苦戦しました
※後日カルフールで同じ燻製を買ってみたけど、ラップに包んであってしっとりと柔らかい仕上がりになってました・・結論、路上の乾燥させすぎ干物はおすすめしません
ご参考にどうぞ