このところ、日の出とともにビーチでのウオーキングを日課としている。昨年末頃からベトナムのビーチで沈没生活を送っているが、乾季に入り日に日に昼間の気温も高くなり南国らしい気候になってきた。赤道に近い国ではよくあることだが、朝晩活動的に動いて日中は引き籠もるスタイル。
なので、現地の人々も朝早くからビーチで運動をしたり海水浴をする多くの人々の姿を見ることができる。みんな海水浴してから仕事に行くのかな?だとしたらなかなかのバイタリティである。
それに習って、早朝からビーチを歩くようになった。涼しくてとても気持ちが良い。
朝からお気に入りの音楽を聞きながら歩いているとあっという間に10キロ位は歩くことができる。忙しない街中では5キロもしんどい。
ある日、いつもの様に砂浜にでると、1人の女性がポーズをとって朝日をバックに撮影をしていた
なんとも絵になるシルエットだ。SNSが発達した昨今は、自らの「美」を世界中に発信して虚栄心を満たすだけでなく、それをお金に替えることができる時代。
街中で無料ピアノを引いたり、部屋でゲームを実況したり、カラオケを歌ってスターになる人もしばしば。
彼女は人生で1番美しい自分の人的資源の高値時が短いことを知っているんだろう。羨ましくも、たくましくも思えて感慨深い(ただの自己満足かもしれないけど)
おっさんなので、自分の事を撮影してみんなに見てもらおうとは思わないけど、一見するとワイキキビーチのようなダナンで朝から波際を歩いている自分を俯瞰で想像すると本当に良い気分だ。(歩くだけなら無料だし、体にもいいしね)これは一円にもならない完全な自己満足です
そんな中でビーチでは早朝から網を引っ張って漁をしている姿も見ることができる。ショアから底引き網で引っ張るだけでこの水揚げは感心する。
どうやってるんだろう?前の晩からボートで仕掛けとくのかな?大量の水揚げに現地の人が群がっている。一部はそこからバイクで市場に運ぶんだろうけど、小さめの魚なんかはその場で格安で即売される。
なので、新鮮この上ない魚をウオーキングがてら買い物して帰る事もできる。ならではの光景だ。
概ね1時間以上フラフラと散歩を済ませた帰りには、魚だけじゃなくバインミーの屋台なども開き始めるのでテイクアウトしてベトナムコーヒーといただくこともある。
なんてことないただの散歩なんだけど、ビーチライフならではの贅沢な(しつこいけど無料)時間で一日を始めることができる。
そして、更に部屋に戻ってからもう一度寝る。なんといってもこの瞬間が1番幸せ。減量中なので喉の乾きは炭酸水で癒やしているけど、別にビール飲んでもいいよね。どうせその後すぐ寝るんだし
てなことで、ビーチ生活におけるリタイア民ならではの朝活のご紹介でした。おわり