日本人の年始の御参りは神社仏閣へと決まっている。神に祈願するのは解るとして仏にお願い事ってなんか違うくない?って常々思っている。
そんなクリスマスもハロウィンも楽しむ民族だから、どんな神様に無病息災を祈願しても許されるだろう
ってことで年始にニャチャンの「ポー・ナガール」というヒンドゥー教と仏教がコラボしたらしい祭壇遺跡に初詣に行ってきた。
ポー ナガルは、781 年以前に設立されたチャム寺院の塔で、現在のベトナムのニャチャン近くの中世のカウタラ公国にあります。これは、大乗仏教の女神バガヴァティとハリティと同一視されるようになり、ベトナム語ではティエン イ タン マウと呼ばれるこの国の女神ヤン ポー ナガルに捧げられています。
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宿から片道約4km運動がてら歩いて向かう。橋の下を潜って正面に出るとチケット売り場
混んでるとツアーガイドがガンガン横入りしてくるので体を入れてブロックすべし。入場料30k₫(約180円)と良心的。
入ってすぐ階段を登っていく
大きな施設ではないので顔上にすぐ本殿がお目見えする。
崩れ落ちて柱だけが現存するエリアもその昔は屋根もあり、石造りだったらしい
丘を上まで登るとインディー・ジョーンズの世界が広がる
大迫力というわけではないけど精巧な作りに古の文明技術を感じる事ができる。
一応神聖な仏閣なので肌の露出を隠す無料のガウンみたいなのもありましたが、誰も使ってないっていうベトナムスタイル
内部に祀られているのはヒンドゥー教の神様がメインらしいけど見た目は仏教
ヒンドゥー教と仏教がベトナムで混ざり合ってできた文明の遺跡らしい。信仰混在は日本人として受け入れるのはまぁ容易。1年の旅の安全と健康を祈願してきました。
お土産?誰が買うのか陶器の置物屋さんも敷地内にあります。
裏手には小さいながらも遺跡発見時の写真や歴史を記した博物館もありました。
季節によっては汗だくになる気候なので、海風が通る休憩所や売店、無料のトイレも完備
時間的には30分ほど見学したら十分の規模。周囲には撮影用の民族衣装なども売ってました
ニャチャン中心街からほど近いし、歴史に造詣が深くなくとも、建物自体がカッコいいので(あと入場料安い)散歩がてら見に来たり、写真撮影には良いところでした。
有名なミーソン遺跡とかの流れも組んでるみたいなので、そちらに比べればアクセスは便利かと
帰りも歩いて帰りました。往復13000歩、いい運動
人を選ばず気軽におすすめできる遺跡でした。ご参考に