折に触れて記載しているが、タイでは日々一食40baht(約135円)の生活を送っている。
案の定、知人と合流したのち熟成肉のお勧め店があるとのことで、半強制的にいざなわれることに。
この店、個人的に節約放浪生活中は予算外。しかし短期旅行中や、たまに訪れるなら最高の味とコスパだったのでご紹介。
熟成肉の量り売り「Arno’s Butcher and Eatery」
乾燥熟成肉(かんそう じゅくせい にく)とは、食肉を調理前にある程度の期間保存することで、食味や食感を変化させた食品である。牛肉や羊肉、ジビエ(野生の鹿肉など)などを美味しくしたり、柔らかくしたりする。冷蔵庫がなかった時代に、ヨーロッパで食肉を冷涼な洞窟や地下倉庫などに吊るして保存したことが起源である。 肉に含まれる蛋白質の分解に伴うアミノ酸増加や、微生物と酵素の作用により、旨味が増す。日本でも、英語表現であるドライエイジド(dry aged)やドライエイジング(dry aging)とも呼ばれることがある。Wikipediaより
場所
バンコク市内中心部より徒歩では無理ですが、タクシーなどを利用すればすぐ近く。わざわざ行って満席だと徒労に終わってしまうので要予約をお勧めします。
外観
外観は周りに何もない路地にポツンと立つ落ち着いた雰囲気。
まず入店したら着席前に注文
店内に入ると席に案内される前にまず、お肉などを選ぶコールドケースのある調理場へ案内される。
1Kgあたりの値札が付いた熟成肉を必要な分だけ注文するシステム。
赤身やサーロインなどは1500BAHT/kg~
リブアイなどは高いもので4500BAHT/kg~
部位だけでなく熟成期間も45日とか90日とかで値段が違ってくる。
おそらく200g単位で部位を指定できるのだと思うが、注文は現地の知人にお任せしたので詳細は不明です。
やりとりはシンプル。指差しでグラム数と焼き加減を伝えるだけ。
ざっくり英語は通じるので細かな指定は確認してみてください。
その他魚介類や鶏肉・豚肉もラインナップ。
しかし、店の売りは熟成牛肉なので是非牛肉をお好みでメインに選択してほしい。
注文後に着席
注文後、指定の部位を指定のグラム数にその場で切り分けて調理場で焼いてくれるので、案内された席でドリンクなどを注文して待つ。
肉にも表示はしてあるが、パネルにも記載があるので参考に。
クラフトビールからワインなども比較的リーズナブルな値段で提供している。
ピルスナー的な地ビールが150baht~
ワインもボトルで700baht~と良心的。
そして注文したのが、比較的高級なリブアイステーキ100日熟成 600g(多分です)
スマホのカメラなので上手に撮ることができなかったが、焼き加減といい、脂の乗り具合といい最高のビジュアル。
そして、味も最高だった。肉自体の味付けは薄味で肉本来の旨味を味わうことができる。
自分は濃い味が好みなのでテーブルのグラインダーの塩コショウをお好みで振りかけて赤ワインと頂く。
おそらく日本で同じようなクオリティを求めると倍くらいの値段がするんじゃないかと思う。
このステーキを3人でシェアした。おそらく一人2000円位かな?
光が反射して見にくい写真だけど、ムール貝をタイ風のタレで絡めた料理もビールやワインに抜群の相性。
肉以外ではこれがおすすめらしいのでご参考にしてください。実際に無限に食えそうなくらい旨かったです。
お会計
クラフトビール3杯
赤ワインボトル2本
シーザーサラダ
ムール貝
パスタ1人前
熟成肉リブアイステーキ600g
これで約16000円位のお会計。一人5000円ちょっと。品数が少なく感じるかもしれないが、肉が分厚くて食べ応えがあったのでお腹もいっぱい。
お酒も赤ワイン2本でちょうど良いくらいに酔っ払い。
まとめ
店内は日本人を含めたアジア人の方が多かったが、それほど騒々しくもなくちょうど良い賑わいの雰囲気。スタッフの方もキビキビと動き愛想も良い。とても好感が持てる店内でした。
このお会計を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだと思う。
長期の節約生活でなければ、毎回バンコクに訪れる際には利用しても良いと感じました。特にタイ料理に飽き始めてきたきた旅行中盤の方などを連れて行くと必ず喜んでくれること請け合いのお勧め店です。
まあ、一番喜んでくれそうなのは現地のタイ人の女の子であることは間違いないんだけど。