沖縄リピーターである弟が、訪問前から幾度となく勧めていたのが
「やぎ肉の刺身」である。
ジビエ料理は嫌いではないし、馬肉はもちろんシカ肉なども美味しい刺身を食べたことはある。
一部で感染症や中毒などの注意喚起もされているが、それほど気にせず新鮮なものがあれば好んで食す。
しかし、ヤギ肉(ヤギ汁とかは沖縄名産だけど)をしかも生で食べるとなると、味や食感にまったく想像がつかない。
この年になって、まだ食べたことが無い食材などそれほどないと思っていたが、ここ沖縄で初挑戦してきました。
沖縄老舗「お肉の店 仲村」
どこでこんなローカルなお肉屋さんを見つけてきたのか、夜の晩酌用に店頭に向かう。
知る人ぞ知る老舗の名店とのこと。
彼は常連のようで、店員さんとも顔なじみ。無料でヤギ汁などを戴いていた。
なんとも無料という言葉に弱い兄弟で、血は争えないと実感した。
沖縄県産の新鮮肉が並ぶ店内
店内のディスプレイには県内産の豚肉はもちろん、牛肉やイノシシの肉などが並ぶ。
決して綺麗にパッキングされた見た目ではないが、牧場などから仕入れてきた新鮮な肉を塊で保存してあり、注文ごとにセンチ刻みやグラム指定で切り分けてからパックしてくれる。
まさに、産直の雰囲気が新鮮さを期待させる。
店内で食事も可能
店内では、小さな小上がり席とテーブルがあり、お肉屋さんがその場で調理する沖縄料理も楽しむことができる。
吉祥寺辺りにある人気の「精肉店が作る揚げたてコロッケ」みたい。
値段はあんまりローカル価格って感じではないけど。
目当てのヤギ刺し肉
100g780円のお値段。
初心者なので希少価値が分からない。
よって、お得なのか高いのかどっちなんだろう。100gが税込みで1000円だとすると、牛肉でも高級肉の部類に入ると思うんだけど、ヤギだしな~。
おそらく中味ってのが加熱用で、赤肉ってのが刺身可だと思うけど。(※生食をお店が推奨してるかは不明です)
今回は弟の奢りみたいだけど、値段に先入観を持たないようにしなければ。(この値段なら、牛肉とか馬刺しとかでいいじゃんってなっちゃうかもだし)
泡盛とセットでいただく
宿に帰って冷蔵庫で保管。
その夜に近所で泡盛をしこたま買い込んでショウガ醤油をスタンバイ。
パックを開封。
鮮やかなピンク色のこま切れ肉。ミミガーみたいなのはヤギの皮だそうです。
※このお肉の写真は別のローカル店で買ったヤギ刺しです。値段も同じくらい。
ついに初体験ヤギ刺しを実食
まずは何もつけないで口に運んでみた。
口に入れた瞬間は、特に臭みもない。
噛んだ感じは、弾力のある馬肉って感じ。柔らかく噛み切れるというより、しっかり噛んで食べるお肉。
臭みは少ないけど、後味にはやはり多少の獣臭が鼻を抜ける。
ジンギスカンに似た後味。
やはり、生姜醤油をたっぷりつけて味わうのがベスト。
お~これがヤギの刺身肉か。
思ったより美味しいな~
という感想。
それ以上でもそれ以下でもなかったです。
場所
感想とまとめ
決して不味くはないし、肉の臭みも、本格泡盛と併せれば相性は抜群でしたが、やはり100g1000円の値札を見てしまったので、同じ価格帯ならあえてヤギでなくても良かったんじゃなかった?
と、思ってしまった。
しかも、旅行中に運転から手配など色々と案内してくれた身内が
「最高に旨いから是非食べてみてほしい」と懇願された高く設定されたハードルもあり、その場では「美味しい」以外の感想を述べることは出来なかった。
次回、沖縄に行ったときはもう一度チャレンジしてみたい。
何度か食べてみてハマるケースも多々あるので。
話のネタには十分の鮮度と味です。泡盛との相性も良いと思います。
・・・ヤギ肉も好きです、でも馬肉の方がもっと好きです。
ごめんなさい。愛する弟夫妻よ。