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ベトナム【フーコック島】無料観光!戦争博物館。ベトナムの歴史に胸が痛む。

フーコック島

フーコック島をバイクでフラフラと散策している途中に発見した「戦争博物館」

ベトナム戦争は誰もが知る有名な戦い。子供の頃はベトナム戦争映画が最盛期で数々の名作が世に送り出された。

40代おっさんと言えども、近隣国の戦争なんて当然歴史上の出来事。

しかし、ベトナム戦争は自分が生まれる前年まで続いていた。平和ボケの日本育ちではちょっと現実味が湧きません。(もちろんその後もイランイラク戦争や湾岸戦争などや、世界各地で未だに継続中の戦争は多々あるけど)

なんとなく暇つぶしで、当時フランス領だった頃に建てられた収容所の博物館に立ち寄った。(そのままを修復してるのか、展示用に建てられたかは不明です)

 

帰ってきてからネットフリックスでベトナムの歴史を綴ったドキュメンタリーを鑑賞してみた。

ベトナム戦争以前からこの国は長い間、植民地紛争や南北で争っていた事を改めて知る。

こういう歴史博物館は、その背景を勉強してから訪れる方がリアルに伝わってくるものなので、訪れる方は予習が必須かと思う。

フーコック島戦争博物館

博物館の案内自体は現地事語と英語のみです。

駐車場や入場は無料になっているが、バイクで訪れる場合は日差し対策を十分にしてください。

場所

建物内の資料館

慰霊碑の奥は資料館となっている。

当時の被害者や虐殺の写真、模型などが展示されている。

屋内では、専門家が解説している番組がTVで流れていたけど、全編ベトナム語なので内容は分かりませんでした。

屋外には実際の収容所の様子を再現した建物と人形が原寸大で展示されており、リアルな収容所施設内を歩いて回ることができる。

訪れた昼過ぎは観覧客がほとんどおらず貸し切り状態で入ったのでちょっと怖かった。

収容所を覆う何重にも張り巡らされた有刺鉄線

どう見ても脱走できそうにないくらい厳重に張り巡らされている。

高さも3メートル位はあり見張り台からは狙撃銃を持った看守が目を光らせている。

到底、映画のように簡単に脱走は出来そうにない。

 

小さな檻に入れられた捕虜

立ち上がるどころか座ることもできないサイズの有刺鉄線の檻に閉じ込められている様子。

 

コンテナの中に監禁される様子

これが本当で、東南アジアの灼熱の気温だと数時間で死んでしまいそう。

拷問の様子

土に埋められる捕虜

おそらく土に埋められても、自分たちの政治信念などを声高に叫んでいる様子かと。

炭火での火あぶりや器具を使った拷問

アウシュビッツやカンボジア・クメールルージュの博物館でもそうだったけど、拷問器具って誰が考えるんだろうか。

その他捕虜の生活を再現

正直、ここに展示されている人々のモデルがどのような背景で収監され拷問されているのかは詳しくは分からないけど、等身大の人形が飾られている、当時そのままの建物の中に一人で入って見ていると、何とも言えない息苦しさを感じてしまう。

 

午後になって訪れる観光バス

帰り際に何台かの観光バスが到着。多分ベトナム人のツアー客かと思われる。

日本語でも説明があれば、ゆっくり聞いて回りたかった。せめてパンフレット位は置いてほしいかも。

まとめ

特に多くを語ることはできません。背景も分からずにただ見て回っただけなので。

日本でも靖国などにある戦争資料館や、三重にある特攻隊予科練資料館などを見て回ったこともある経験上、戦後生まれの日本人でも、なんとなく戦争ってのがどんだけ異常なことなのかは感じることができる。

 

ベトナムに限ったことじゃないけど、100年もフランスの植民地として苦汁をなめ独立と自由を勝ち取れないまま、最後には大国の都合で南北に分かれて同じ民族が殺しあう歴史は、この国が想像しがたい深い思いを背負っているんだと感じる。

 

それでも、あまり深く考えずに気軽に立ち寄っても構わないと思います。無料だし。

興味のある方は背景にある歴史を少し勉強していくと理解が深まるかと思います。

 

ベトナムの戦いの歴史を帰ってきてから調べたので、そこら辺はちょっと残念でしたが考えるきっかけにはなりました。

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