ジョージアに訪れて早3週間目に入った。最初のうちは色んなご当地料理を楽しんだり街歩きを日課にしたが、段々それにも飽きてきて、曇の日は部屋から出ない生活になってきた。曇り空が多いバトゥミにおいてこれは由々しき事態だ
まさに沈没生活とブログのテーマに相応しいんだけど、その日は運動不足解消も兼ねて近くのローカル酒場へ散歩がてら向かうことにした(運動不足解消に酒場へ向かうっていう・・)
入るのに少しハードルが高かったけど、激ウマのビールと燻製が驚くほど安かったのでシェアします
目的地付近に近づくとBeerバトゥミってロゴのテントが見えてきた。特に入口に看板がなく、一見ではものすごーく入りづらい雰囲気。
勇気を出して入店する

ちょうど正午だったがこの店にお客さんは見当たらず。とりあえず受付カウンターみたいなところでビールを注文するが、スタッフのお母さんたちは目も合わさず無視して座ってずっとくっちゃべってる。元社会主義国よろしく接客態度という概念が薄い、日本ではありえないローカルスタイルです
初めてポーランドのワルシャワのコンビニで買物したときもレジのおばさんがずっと常連客と話をしてて5分ぐらい待たされたのを思い出す
もう慣れたけど(もちろん人によります)

ショーケースにはウオッカとサバの燻製が置いてあるだけ、テーブルにも壁にもメニューなんかもない。無論、注文を取りに来る素振りすら無い。
ネットの口コミで見るとソーセージやフレンチフライなどもあるらしいけど、目当てはビールと燻製なので特に聞かなかった。

まず、提供されたビールをゴクリ。柔らかい喉越しで飲みやすい。日本や東南アジアとも違う少し上品な風味がするビール。旨い

旨いのもそのはず、この店の隣にはビールの入った樽が並ぶ専門店が併設。クラフトビールの醸造所?

5㍑で14ラリ(約700円)500㍉換算だと約70円という激安価格でテイクアウト販売もしている。カード払い可能。
この国はビールとワインが大体同じくらいの価格。それだけですべての欠点を覆い隠す

おつまみにサバ一匹は多すぎるので小ぶりのサバ?アジかな?の燻製を2匹注文

これが燻製の香りが凄いのはもちろん、身がとても柔らかい。卵も入ってた。味は塩味濃いめで酒が進む。めちゃウマ
これがジョージアというかロシアンスタイルだとしたら、塩気たっぷりのツマミで昼からビールやウオッカを煽る生活が男性の平均寿命を60歳代に押し下げている要因が納得できる
そして、驚くなかれこのお値段
ビール2ラリ(約100円)
燻製1匹が1ラリ(約50円)
合計4ラリ(約200円)
これ、もう店で出すレベルの値段じゃなくね?
この店の上に住みたいくらいだ(なんか持ち込みに関しても寛容って口コミに書いてました。最強か?)
店の前には燻製の露天もある。多分隣の醸造所のビールと一緒にテイクアウトするんだろう

周辺には同じようなお店が3件ほど並んでいて、外観は一緒だけど中の雰囲気はそれぞれ少しづつ違う。結構お客さんが入ってる店もあったのでサービス内容もまちまちなのかな?

通りの東側にはサッカー中継が見れてちゃんとメニューも有るヨーロッパのパブ風のお店もあり、この店もビールは2ラリで安かったがローカルを愛する身としてはこっちの方が楽しめる。


とにかく、激ウマビールと燻製の小魚で200円は圧巻のコスパでした。個人的にベトナムのビアホイと双璧をなすかと
ビール好きな仲間と行けばサバの燻製で永遠に100円ビール飲み続けられそうなおすすめのジョージア版バービアのご紹介でした。ご参考に