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【ホーチミン】ベトナム戦争証跡博物館。是非みなさんに訪れて欲しい場所

ホーチミン

ベトナム戦争証跡博物館へ行ってきた。ベトナム戦争といえば僕ら世代には割と身近な歴史。子供の頃ベトナム戦争を題材としたアメリカ映画が多数制作され、ベトちゃんドクちゃんなんかも話題になった。

よく考えると僕らが産まれる少し前の戦争だからあの当時ベトナムで戦火に巻き込まれた子供たちとは少ししか歳が変わらない。クメールルージュやルワンダ虐殺なんかは僕たちがファミコンやプレステで遊んでた頃の話って考えたら、時代と場所が違ったらゾッとする話だ。

ベトナム戦争博物館


今回訪れた博物館。入口にはミリタリーファン垂涎の戦闘機や戦車が並ぶ。これだけ見れば「ミュージアム」の様相。しかし館内の展示写真は全くの別物。戦争の恐ろしさをこれでもかと見せつけるインパクトが強い記録が並んでいる。

写真撮影可だったから沢山写真を撮ってきたけど、千切れた遺体や燃えた兵士、枯葉剤が原因の奇形児など凄惨すぎる理由と、これは是非ご自身で足を運んで見て欲しいと思ったので最低限の写真だけ添付することにしました。

場所と入場料

公式HPリンク

1区中心からほど近い場所にあり、入場料金が40k(約240円)と利用しやすい価格帯になっている。開館は7:30と早い。入口で料金を払いチケットのQRを読み込ませて中へ入る。オーディオ解説も貸出あり(有料)。

館内の様子

順路は3階から順番にぐるぐる降りてくる。

当時ベトナム戦争の被害者の数や期間、犠牲者の数などが他の戦争と比較して紹介されている。ベトナム戦争は17年も続いたと記載。20才で開戦したとしたら40才手前で終戦。長すぎる

泣き叫ぶ少女や怯える少年などの写真が解説付きで展示されている

母親が我が子を背負って必死で河を渡る姿なども

基本はベトナム語と英語表記。自分は英語解説を読んでいると時間がいくらあっても足りないのでグーグル翻訳を使います

最初から日本語併記の展示も多数あります

子供たちの犠牲者の展示はやはり心打たれます

基本殆どが米国か外国のプレスが撮った写真だからか米兵は映画のようなカットが多い

良し悪しじゃなくてこういうところでも各勢力のプロパガンダ合戦が繰り広げられていたんだろう。当時の日本の反戦運動の紹介もありました

時代的にベトナム戦争映画といえば「プラトーン」「地獄の黙示録」あたり。子供の頃レンタルビデオ屋で借りてきた記憶がある。一方的なアメリカ目線のストーリーだけどベトナム目線を学ぶことができる資料も多い。

しかし、一番の記憶は「ベトちゃんドクちゃん」

爆弾で潰れた遺体や放射器で焦げた遺体などの写真もありのままを展示してあり、戦争の悲惨さを伝えているが、枯葉剤の犠牲になった奇形児たちの展示もなんとも言えない気持ちになります。

ダイオキシンを含む枯葉剤を300トン以上散布してベトナム国土の25%を不毛の地にしたんだとか。原爆然りゲームでもそのコマンド出てきたら拒否するってのを実際の人間が住む地で実践するって戦争がどれだけ狂ってるかを考えさせられる

そしていつも一番被害をるけるのはなんの罪もない子供たち

まとめ

冒頭にも記載しましたが、あえて凄惨すぎる写真は乗せませんでした。不特定の方が見るブログには不適切かと思ったのもありますが、これは是非老若男女問わず、すべての人に訪れてほしいと思う場所でした。

多分、ここを出て「それでも戦争って必要だよね」って言える人はいないかと思います。プーチンさんも来ればいいのに。

是非どうぞ

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