東南アジアの醍醐味として、ローカル市場巡りがある。正直ある程度知ってしまうと一見どこも似たようなラインナップで飽きがくるのも否めない。
東南アジア各国の「市場」記事リンク
ローカル市場は日常の食料買い出しは無論だけど、朝食利用に妙味がある。当ブログをご覧の方には恒例。
今回は初めて訪れる「サパ」とりあえず、いちばん有名な「サパ市場」へ朝6時起床で向かってみた
タイトルには涼しいと書いたが、深夜から早朝にかけては7月でも「寒い」一枚上着を羽織って丁度よい。最低気温17度
朝を知らせる鶏の鳴き声を聞きながら市場へ向かう
初めてのサパ市場
朝早すぎて辺りはまだ閑散としている。来るのが早すぎたのかと不安になる
建屋中央にはお土産屋さんの店が並んでいるが、まだOPEN前みたいだ。特に土産物に興味はないので問題ない
一部開店していた店にはベトナム特有の独特の色使いの工芸品がならんでいる。いまいち良さはわからない
これも、よくある「何かわからない乾物」も
他のエリアの市場と違って「内臓系」のラインナップが豊富に見えた。資源の少ない山岳地帯において、余すことなく有効活用する知恵とお見受けする
果物類も豊富。特に桃が美味しそう。気温差の激しい気候は美味しい桃が育つというからきっと甘いんだと思う。知らんけど
市場建屋の外に出ると、やはり人も多く活気づいていた。朝一番が盛況なのはどこの市場も同じかと。期待通りだ
噂には効いていたベトナムの「カラフルもち米?」お祝いごとや観光客用なのかな?普段使いしてるとは思えないけど・・どうなんだろう
「写真を取らせてほしい」とお願いするとわざと笑いながら蓋を閉めちゃう、おちゃめな母さん
その笑顔に癒やされるぜ!サパマダム
元フランスの統治下が長いだけあってベーカリー類やスイーツ類も見た目レベルが高い
やはり海鮮類は「川魚」中心。海辺の市場に比べるとあまり食指が動かない。フナとか鯉みたい
当然、精肉店も「ぶった切り」ワイルドスタイル。今回はキッチンがないのでスルー。涼しい場所だからハエなどは少ないように感じました
ここもホルモン系多め
ベトナムはこんな山奥でも韓国人観光客が来るところには必ず「KARAOKE」があります。詳細は不明
サパ市場内ローカル食堂で朝ご飯
お目当ての市場食堂は中央辺りに広がっている。Google翻訳を使ってメニューと値段をリサーチする
概ね40k₫(約240円)位から。地元の人も多く利用していたので相場かと思います
今回は食べなかったけど黒いチキンが有名らしい。後、チョウザメの鍋ってのが気になる…
その中で、よりローカル食強めの食堂のお母さんにキャッチされたのでここに決める
値段が安かったのもそうだけど、この鍋に惹かれたから。左が牛肉で右が鶏肉。ホルモンとごった煮が美味そう。
丼ぶりやライス&別皿にもできたんだけど、結局フォーに牛肉煮込みをぶっかけるやつを注文(40k₫約240円)。毎日のアルコール摂取で荒れた胃腸にはやはりスープが一番だ
気分のせいか、他の都市で食べるフォーより味がしっかりして旨く感じた。温かい汁物は多分灼熱の気候で食べるより涼しい場所で食べたほうが良く感じるんだろう(当たり前か)テーブルに味塩胡椒があったので、少し投入すると淡白なスープがより美味しくなった
サパの少数民族をウオッチしながら散歩
帰り道はブラブラとサパ教会などを見物しながら歩く
周辺には近隣の山岳少数部族の女性たちがモノ売りに来ていたり、子守をしていたりと散歩がてらでも固有の民俗文化をウオッチできる
まだ若い姉が弟を背負って子守
子どもたちも無邪気に遊んでいるようにみえるけど、お仕事中です。当然お金ねだられます。一枚の写真の許可を得るのに30円。カラーコピーよりは安いです
物乞いってより、観光ビジネス。彼らにも食い扶持が必要なので仕方ないのかな
※それでも夜に来ると、大勢物乞いの子供たちがズラリと並んでます「こんな小さな子供に…」っていういたたまれない光景も目につきます
おばちゃんは朝食中。精をつけてこれから物販に勤しむ。何やら色々話しかけられたけど、何を言ってるのかはわからなかった
「お前も一緒に食べていくか?」と脳内翻訳して丁重にお断りしました。「写真取るなら、なんか買っていけ」とは言ってないと思う・・多分
場所
まとめ
こんな感じで、サパ最初の朝散歩と朝食は終了。とにかく気候が良いので散歩が苦にならない。
坂道が多い場所なので登りは息が切れるけど、食後の運動としては丁度よい。とにかく言いたいのは「気候って大事」
小さな街なので特に見る所も少ないけど、夏の間はずっとここで過ごしたいと思える素敵な街という印象でした。おわり