タイや香港、マレーシアを始め、ここベトナムでも朝食にお粥を食べる文化がある。
飲みすぎて荒れ気味の胃にも優しいので、良く利用する。ダナンでも数件のお粥屋にチャレンジしてみたけど、これと言って紹介したい店に出会わなかった。
が、しかしやっと見つけました。この店で駄目ならどの店か教えてほしいくらいのイチオシお粥専門店
豚モツたっぷりすぎる&味付け文句なし&ローカル価格のお店。シェアします
豚モツのお粥「チョーロン」
入口付近でテキパキと盛り付けをしている。調理台には豚モツの各種部位がずらりと積み上げられている
それをボウルに次々と入れていく。手返し早い熟練技
その上に豚肉の煮汁で出汁を取ったと思われるスープで煮込んだお粥を掛けていく
朝7時で店内は満席。回転が早いので待ち時間はそれほどでもなかったが、いつ見ても混雑してる。他の食堂と比べても近隣では一番の人気店かと。相席が普通なので気負わず着席
メニューは豚モツお粥一本勝負。潔い、そういう店好きです。
大盛り30k₫(約180円)小盛り25k₫(約150円)
混雑してるのにも関わらず、1分も待たずに提供。かなりボリュームが有る
一口スープと米を口に運ぶ。しっかりとした出汁にしっかりとした塩味と粗挽き黒胡椒が効いている。通常この手のお粥は味付けがあっさりで、少し物足りないことが多いのでナンプラーやヌクマム、醤油などで味付けすることが多いが、これは不要。旨味十分。一口食べて「アタリ」だと確信
では沈んでいる大量のホルモン達のご紹介。
豚の血を固めたやつ。タイでも定番です。血にどれだけ栄養があるのかわからないけど、レバー感覚でいただく。入ってる時と入ってない日があるのは御愛嬌
多分豚タンだと思う。柔らかく煮込まれていて食べやすい。
これは腸かな?弾力のある食感で噛めば噛むほど味が広がる。臭みは全くありません
次から次に具材が出てきて、最後は良くわからなくなった。途中で全部食べられるか不安になってくるボリューム。量が多いのか自分が年を取って食が細くなったのかは考えないでおく
お粥って米がメインだけど、この店は間違いなくホルモンがメイン。バランス的に豚ホルモンスープにお米を追加って感じ。米が多いより肉が多いほうが良いに決まってる。
相席のローカルに教えてもらったんだけど、卓上にある辛味調味料を別皿に移して、それにホルモンを付けて食べるらしい。
左手にスプーン、右手にお箸がベスト
正にホルモンが主役の食べ方です。他の調味料が置いてないあたりも「この味付けで完成形」との自信が伺える
完食。少食の人だとちょっとしんどい量かも(その場合は小盛り選んでください)
正直、この味付けでこのホルモンのボリュームが180円はビブグルマン級かと思います。(ビブグルマンって最近知ったんだけど)
ビブグルマン
英語:Bib Gourmand
グルメ情報のガイドブックとして知られる「ミシュランガイド」に導入された評価指標。従来の星(三つ星、二つ星、一つ星)の評価からは外れるものの、安くてオススメできる店舗に与えられる印である。
Weblio 辞書より
大満足の朝飯でした。個人的に総合点で東南アジアトップクラスかと。強くおすすめします。
以下「東南アジアお粥」シリーズリンク