先日、サパに滞在したときからずっと気になっていた料理がある。
その名も
「チョウザメ鍋」
量が多いので1人旅でのチャレンジは諦めていた。今回のダラット滞在は友人が同伴してくれているので1人では食べ切れない2〜3人前デフォのご当地グルメを体験できる。
これまで「あひる鍋」「塩バジル鶏鍋」と堪能したが、そのどちらも絶品と言って過言ない。
チョウザメってキャビアのあれだよね?そもそもサメって美味しいイメージがない。youtube版ナスDの大冒険で釣ったサメを無理やり食べてる印象しかない。
いくつかの種類の卵が採取され、高級食材であるキャビアに加工される。これが深刻な乱獲につながり、その他の脅威と相まって、ほとんどの種が絶滅危惧種や近絶滅種とされている。
なお、チョウ「ザメ」という名称はその形状がサメに似ていることによるが、実際は硬骨魚類に属するため、軟骨魚類に属するサメとは系統が大きく異なる。
ウィキペディアより引用
ほう、絶滅危惧種なのか・・複雑な気分だけど食べられるうちに食べておこうという好奇心が勝る
店に入って、早速チョウザメ鍋とサラダ、麺、野菜などがセットになったコンボを注文して暫し待つ。約1800円也
運ばれてきた料理がこちら
丁寧に盛りつけされた具が好印象。スープからは東南アジア特有?というよりタイっぽいトムヤム風の香りが立つ。
見た目からの味は想像できない。とにかくスープが煮立ったら全投入だ。鍋はすべての具材を放り込んで煮込むことで旨味が相混って正解と思っているので、入れる順番とかは気にしない
まず、スープを一口。「う〜ん」甘みが先に立って、あまり好みじゃない風味。後からしっかり辛味が来る。
正直最初の印象はイマイチ。しかし、時間をおいて煮込むうちに甘みや辛味の角が取れて食材の旨味が徐々に広がっていく。当たり前だけど鍋って煮てすぐ食べちゃ駄目。じっくり煮込んで旨味が出るまで待たないとね
肝心のチョウザメの味は、例えるなら最初は「鱈」そして後半は「鮭」
どういうことやねん?っと思われるでしょうが、実際に食べてみれば分かります。徐々にスープだけじゃなく食材も味変されていく感じ。
結論、「旨い」です。更に自分で作るときは絶対にやらないけど出汁の中に「トマト」入ってます
これがまたいい具合の酸味を引き出してとても美味しかった。上記画像右に移る皿は「唐辛子ニョクマム」ベトナム魚醤。これを付けて食べるんだけど、せめて小皿に入れてほしかった。
あっという間に魚やツミレを平らげて、後半はベトナム名物大量なにかしらの草をドバー
2人で頑張ったけど、締めの米粉麺には手が付けられないくらい腹一杯になりました。
あひる鍋やバジル塩鍋は本当に美味しかったので是非おすすめですが、チョウザメ鍋に関しては「普通に旨い」が感想です。
なぜなら、ワニやカエルもそうだけど味が鶏肉に近い。ということは鶏肉でよくね?ってなる。
この鍋も美味しいんだけど、鱈や鮭で事足りる。故に日本でも食べられる鍋ということになる。身も蓋も無い言い方をすれば市販のトムヤム鍋スープにトマト入れて鱈と鮭ぶち込めば良しってことです。
しかし、きっとここでしか食べられない食材の美味しい鍋を夏なのに肌寒いダラットで体験できたのは良かったと思います。
美味しいことには間違いないので、訪れた際は是非お試しあれ。1人では食べきれませんので2人以上でどうぞ
今回のお店はここです