特にあまり詳しくない街に滞在して、無計画に散策というか徘徊してると何かしらの発見があって面白い。
それこそ沈没系バックパッカーの醍醐味とも言える。何でも揃ってるコンドミニアムで敷地から出ない生活も得意だけど居心地の悪い安宿に泊まると自ずと外出の機会も増える。
こんな感じの寝るだけ宿に泊まっているので、毎日どこかしらをほっつき歩く
朝食時にチャイナタウンの中心で、ある看板が目に止まった。「お粥」なんだけど、よく見ると付け合せが「刺し身」
珍しい、いや見たこと無い組み合わせだ。調べると「地球の歩き方」にも掲載された観光客にも有名なお店らしい
普段はそういう店は敬遠するんだけど、初めての経験には代えがたい
指差しで注文して席に着く。値段も10RM(約300円)とお手頃
本当に白身魚の刺し身とお粥が出てきた。
お粥そのものも、そのままで十分美味しい。刺し身には卓上の醤油をかけて、一口ずつレンゲに乗せて食べてみる
旨い
白飯と刺し身が合うんだから当然といえばそうなんだけど、こういう組み合わせの発想はなかった
最後は刺し身全部投入して醤油ドバドバで一気に完食
新しい経験値を積んで、店を後にした。
その後、宿に戻る途中に白バイが路地を車両閉鎖していた
「なんか事件?」と思って目をやると「POLICE」と書かれた車両が数台停まっている
いや、カッコよすぎるだろマレーシア警察
そして、すぐ隣には綺麗すぎるだろマレーシア婦警さん
後ろに映っている機材でテレビか何かの撮影だと気付きそうだけど、普通に信じちゃった。
写真のお姉さんに「何かあったんですか?」と聞いたら、「私は俳優で、これは撮影よ」と笑顔で教えてくれた。更に記念撮影迄応じてくれた。
東京に長く住んでいたので街で有名人を見かけることもあったが、写真撮っていいですか?と声をかけたことは一度もない。
人生初の「写真撮っていいですか?」体験だ。誰か知らんけどね
有名なのか、他にも多くの人に写真ねだられてました。
余談だけど、20年以上昔の話。東京のあるクラブのトイレの前で「私に一般人と同じトイレを使えってどういうこと!!」と暴れている有名人を見かけたことがある。SNS全盛の時代なら大騒ぎだったろうに
きっとナースのお仕事が夜勤明けで気が立っていたんだろう…
ってことで取り止めなくなったけど、ある日の朝食新体験と「写真撮っていいですか」初体験のお話でした。
おわり