釜山に着いて宿で荷解きを終えると丁度夕飯時になった。街散策を兼ねて事前に目星をつけていた屋台街へ酒と肴を求めて向かってみた。
東南アジア旅でも食の中心は屋台だ。小洒落たレストランは座りが悪い。ローカル文化&安さは正義(観光客向けの屋台は安くないけど)
ネット調べで日本語メニューが有ると聞いていた屋台郡の「33番」屋台には、偶然すぐにたどり着いた。この辺の各屋台には番号が振ってあります
他も屋台も色々覗いて見たかったけど、早く飲みたかったので迷わず入店。知らない国の屋台に一見で入るのも手慣れたもの。図太くなれば良いだけです
まずメニューを見ないでジンロを注文(4000₩約430円)それをチビチビやりながらゆっくりと品定めする。多分アルコール25度で360㍉普通の人はこれだけで十分酔えます。お通しが個性的なのは御愛嬌(さつまいもやトマトはともかくバナナってなんだ?)
大体15000₩(約1600円)安くはない。韓国だしあんまり一人客用ってより複数でシェアする前提なのかな。何が食べたいかは考えてなかった。こういうときはメニューの先頭が自信作とお見受けする。
メニュー左上のホヤを刺し身で注文
結論から言うと「絶品」でした。父親が生前に東北で食べたホヤがめちゃくちゃ美味かったって話していたので東京の居酒屋や熱海で生きたホヤを捌いて食べてみたけど別に美味しいと思ったことがなかった、いやむしろ美味しくない。
しかし、これは別格。クセのない絶妙なジンロとのマリアージュ(とはいえ酒呑みのつまみなので一般受けするかは微妙ですが。言っても珍味です)
辛味噌と生にんにくをつけて食べるコリアンスタイルも斬新。正直日本人としては醤油と山葵で行きたかったかな
とにかくバカウマでした。酒呑みの方なら絶対試してほしい(冷えた日本酒が合うだろうな〜)
刺し身だけだと少し量的に少なかったが、金額が予算ギリだったので悩んでいると餃子風のおつまみをサービスで出してくれた。ホスピタリティもGOODです。カムスハムニダお母さん
ちなみに天井に吊るしてあるトイレットペーパーは勝手にもらってお手拭きにするのかと思いきや、他の客はそれを持って店外のトイレに向かってました。屋台あるある
食器も樽にためた水で洗う東南アジア屋台よろしくスタイルなので衛生的には人は選ぶかと思いますが、釜山着一発目としては大満足の晩酌となりました。今後が期待できます
間違いなく人生一番のホヤでした。
以後グルメ調査続行します