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帰国中の暇つぶし「裁判傍聴」生々しい。まさにリアル。サスペンス映画より面白い!

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「暇つぶしは仕事が一番」

ってなことで、年明けから夕方のアルバイトに精を出している。

(来月のベトナムと再来月のハワイの為に資金稼ぎです)

※3月はベトナム「ホーチミン~フーコック島」放浪に決定しました。

シフトも自由なので、20年以上振りの雇われ労働を楽しんでいるのだけど、仕事量が少ないときは希望の時間働けないことが多い。

 

それで、以前から興味のあった「裁判傍聴」へチャレンジすることにした。

「SUIT」や「グットワイフ」が日本でリメイクされているように、法廷もののサスペンスは昔から不動の人気を誇っている。

しかし、生で見学した人は少ないんじゃないかな?

なぜなら、裁判が平日限定だから。

お勤めの方は難しいですよね(有給取ってまで行く人は別ですが・・)

そこは、自由人無職の強み(今は一時的にフリーターですけどね)

そして無料なのもありがたい。

 

何となく以前から興味があり、初体験に行ってきたけど、あまりの生々しさに衝撃を受けて一週間で2回も足を運んでしまった。

大阪地方裁判所へ

久しぶりの梅田界隈。

駅構内や景色が昔とは変わって、日本にいるのにグーグルマップを駆使して辿り着きます。

JR大阪駅から徒歩15分位。

場所

正門と裏門。本館と新館があるので、とりあえず最初は正門から本館へ入ります。(表示が出ているので分かりやすい)

裁判傍聴までの流れ

なんてことはない。入口でセキュリティーチェックを受けて希望の裁判をやっている部屋に(法廷)行って見学するだけです。

※館内は当然撮影や録音が一切禁止されています。

 

まず、正門から入ると空港と同じようにカバンをトレーに乗せて赤外線チェック。

金属探知のゲートをくぐって荷物を受け取って終了。(ナイフとかで被害者家族とかが被告を襲ったりしないようにってことかと)

入ったら右手側に「開廷表」ってのがファイルで置いてあるので、そこから開始時間や案件、法廷の場所を調べて、エレベーターで法廷に向かう。

出入りは自由なので途中からでも構わず向かうべしです。

 

殺人・窃盗・強盗致傷・詐欺など色々な案件があります。

「新件」ってのが最初の裁判で弁護側と検察側で冒頭陳述があり、争点を説明するので内容が分かりやすいかと思います。

より、人間関係がリアルなのは証人尋問とかかな。

殺人事件の審理を傍聴

裁判の内容をどの程度ブログなどで書いていいのか分からないんだけど、初めての裁判傍聴から殺人事件の案件はかなり衝撃的でした。

まず、被告との距離が近い。

人を殺めた被告が目の前に・・・とリアリティーが増す。

一番前の席に座ると、テレビなどで見る弁護士と被告ののコソコソ話も普通に聞こえてくる。

 

その日は、被告がなぜ殺害に至ったのかを説明するために生い立ちなどから順番に弁護士が被告に質問していく審理だった。

被害者との関係性とか、それこそ恋人同士であれば浮気現場や日常の性描写までもそれは事細かに・・・

この、細かすぎる描写が凄かった(というよりちょっとショックなくらい)

 

テレビだったら「ピー」が入るような内容もしばしば。

詳しい内容は避けますが、やはり亡くなってしまった方は何も発言できないので、この案件は加害者の言い分が中心となって進行していく。

 

なんとなく、検察官もっと頑張って的な心情になってしまいました。

被害者の父親が奪われた子供の命の尊さとその後の家族の悲しみを伝えて、厳罰を希望する内容の手紙を検察が読み上げる申述。

思わずもらい泣きしそうになりました。

 

まさに、映画ではない実際に起きたリアルな事件の真相が赤裸々に語られ、被害者の家族や加害者の心情が目の前で交錯する様は、非常に興味深く、考えさせられる体験だった。

こういうのって、興味本位で見に行ってもいいんだろうか?とも少し思ったけど、とても関係者とは思えない人や、なんだか外国人観光客みたいな人、寝てる人とか様々な人が傍聴に訪れていた。

地下の食堂がいい味出してます

午前10時から傍聴して、お昼は休憩が入る。

裁判所の周りにも飲食店は沢山あるんだけど、地下の食堂がほぼ「学食」で面白かった。

日替わりの定食屋弁当などが500円前後。

そして、醤油ラーメンが350円

何となく、張り詰めた法廷を見学した後に昭和の雰囲気溢れる食堂ですする格安ラーメンは、なんかホッとする。

まとめ

正直な感想を述べると、「非常に面白い」・・です。

しかし、素直に面白がって見学することには抵抗を感じる位に生々しいやり取りがあり、特に被害者側の心情を察すると興味本位で傍聴するのもいかがなものかと考えさせられました。

 

普通の生活をしていると裁判所は無縁の場所だけど、人が人を裁くとはどういうことなのか?加害者と言えども、情状酌量の余地がどの程度なのか?何よりも被害者側のいたたまれない心情などを深く考えさせられる体験でした。

 

時間に余裕のある方は一度は経験することをお勧めします。

 

今後リピートするかは不明です・・(って2回いってるけど)

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