タイに初めて訪れたのは今から20年以上前のこと。それから数々のコスパ屋台を探し歩き、最近はブログやyoutubeなども参考にしつつ格安飯を求め彷徨っている。
しかし、年々インフレするタイ経済や何故か強いバーツ、そして弱々しい日本円のお陰で年々お得感は薄れていく。
そんな中「まさかこんなところで?」という場所で、最強ローカル屋台に巡り合った。大袈裟でなくパタヤに滞在ならわざわざバイタクで食べに来ても文句なしのコスパだと思う。
場所はプラタムナック。観光客にはあまり馴染みのないエリアですがロシア系リタイア民には人気のエリア。ローカル市場はほとんどロシア語併記という場所。賑わいの控えめなエリアだけに割高ファラン飯が並び格安ローカル屋台を探すのにも一苦労。ただでさえ気温がグングン上がる4月を前に日中出歩くのもはばかられる季節。
面倒だからフードパンダでランチを頼もうと探すと宿から200mの場所にいい感じのローカル店を発見。その距離なら歩いていこうと宿を出る。すぐにたどり着くが旅慣れているとはいえ、めちゃくちゃ入り辛い門構えだ。
写真は愚か看板やメニューもない。こういうときは当たって砕けろと入店。ピーク時は過ぎていたけど地元民8割にファランが少し。
カオマンガイとカノムチーンってカレーそうめんがメインのお店らしい。メニューがないのでとりあえずカオマンガイトートを指差しで注文して値段を聞く、普通カオマンガイ・カオマンガイトート共に50バーツ。納得の値段。
カオマンガイトートは最後の一つでした。とりあえず無料の水をセルフで入れて座って待つ。
愛想の良いお母さんが手早く盛り付けて持ってきてくれたのがこれ。
写真でわかるかな?通常屋台の倍はあるビックサイズが出てきた。飯もカツもスープも通常の2倍はある。店の外観は思いっきりローカル屋台だけどボリュームはロシア人規格!腹が減ってたので嬉しい誤算。
スープにはしっかりと鶏出汁が効いて濃い目の味付け。カツはカリカリに揚がっていて身は柔らかい。写真の真ん中の黒いソースは完全に日本のとんかつソース。
しこたまぶっかければ「大盛りチキンカツ定食」の出来上がり。この値段でこのクオリティとボリューム。そして200円以下。お世辞抜きでタイのカオマンガイコスパ屋台一番かもしれません。(ボリュームだけで探せば99バーツブュッフェとかあったけど)
味も文句なしなんだけどボリュームが有りすぎて、食後の散歩はキャンセルして宿に戻って休憩したほど。ローカル人気店なんだろうが、みんな多すぎて残してましたね。ロシア人らしき常連もご飯少なめでと注文するほど。
中華料理的にみれば「お腹いっぱいで満足しました」残しみたいな感じです。
再訪時のノーマルカオマンガイもしっとり柔らか肉でとても美味しかったです。
比較的他の東南アジアに比べてボリュームが少ないタイ屋台においてはコスパ最高屋台です。20代の食べ盛りや巨漢のトレーニーには更に嬉しいサイズだろう。
厨房を仕切るお母さんも薬味を揃えてくれたり、「味はどう?お水おかわりする?」と笑顔で話しかけてくれたりとサービスも文句なしローカル店でした。グーグルマップのお気に入りに即登録したので次回はカノムチンにも挑戦してみたいと思います。是非利用してみてください。
追記 カノムチンも試してきた。30バーツで野菜食べ放題とお得なんだけど、一度食べたらもういいかな