ほとんどの日本人がラーメンを愛してやまないと勝手に信じている。
海外生活では、常にローカル食を愛でることで地元の文化と触れ合ってきた(安いからとも言う)
しかしながら、ラーメン。食べたいよね。
東南アジア各地でも、ヌードルスープは国々独自のメニューが屋台などで楽しむことができる。
米粉麺のフォーなんかが日本でも有名かな。
それでも、ラーメンと言えば日本。そして源流となる中華の卵麺(中華麺)だ。
やっぱり、米粉の麺やインスタントの麺をラーメンと呼びたくない。(東南アジアでは屋台でインスタント麺をメニューとして調理して出すのは普通だったりする)
そこで見つけた、マレーシア・ペナン島ジョージタウンで王道中華ラーメン(志那そば?)
中華ワンタン麺「西南茶屋」
店名からして中華食堂。店頭には山積みにされた中華麺を、店主らしき方が大忙しで茹でている。
場所
外観
格安のお酒を売っている(以前の記事とは別の店ですが、ここもお酒が安いです。隣にあります)売店で買い物した帰りに覗くと、午後3時にも関わらず、店内は満席。
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最近は、混んでいる店を見つけて入ってみるのが最近の日課となっている。
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店頭のメニューには、看板メニューとみられる二つのラーメンの表示が。
ワンタン麺「Wan Tan Mee」
牛バラ肉麺「Beef Soup Mee」
英語表記で分かりやすい。
値段も4.5RMからと格安。ボリュームも大中小と選べるのも嬉しい。
空いた席を見つけてすぐさま着席して注文。
おすすめの(勧められてないけど)ワンタン麺中盛りを頼む。
次から次へと入店してくるお客さん。期待せずにはいられない。
店内には色々なメニューの看板が掲げられていたが、殆どのお客さんがラーメンを注文していた。
テーブルには調味料一切なし。スープの味だけで勝負しようという心意気。
色々な調味料で自分好みに味付けするタイのラーメン(クイッティアオ)とかマイナーだけど長野伊那市のローメン(知ってる?)などとは違うこだわりの職人気質と見た。
待つこと5分余り。
運ばれてきたワンタン麺がこちら
澄んだスープから漂う香りは中華スープそのものの匂い。久しぶりの香り。(ちなみにヌードルスープって指定すること、汁なしもあるので注意。もしかしたらデフォは汁なしの可能性大)
おそらく、大昔美味しい中国のラーメンはこんな感じで、これを日本人がアレンジして世界に出て行ったと思われる。
一口スープをすする。
旨い!
醤油でも塩でもない、野菜と肉の出汁のみの王道中華スープ。(うま味調味料はもちろん入ってます)
おそらくベースはチキンだと思うけど、ワンタンに使う挽肉などで出汁をとっているのかな?
あっさりだけど、しっかりとしたコク。まさに日本のラーメンの原点のような味。
これは、日本人でも満足できるスープ。麺も細麺の中華麺を少し硬めに茹で上げている。これ大切。
「わかってるね~オヤジ」と思わずマレー語で唸る(心の中でね。マレー語しらんし)
更に挽肉がたっぷり入った小籠包みたいな(同じ?)ワンタンが絶品。中からスープと肉汁が滴り落ちて、口の中で広がる。
このラーメンが約150円で食せる喜び…
良い店を見つけた!と喜びも束の間、明日にはこの地を発つ予定なので通えないのが残念です。
また、ペナンに降り立ったら必ず来るよお母さん。と声を掛けると
激ウマ手作りワンタンを手にもって、「オウ!待ってるぜ。約束だぞ!」風ポーズで見送ってくれました。
(実際には、これ私が作ったの。ブログに乗せるならお店の外観もちゃんと撮影してね!と言われました)
ジョージタウンで中華ラーメンを食べたくなったら、是非お試しください。
特に手作りワンタンがおすすめです。美味しかった。ごちそうさまでした。