沖縄本島ドライブの最中に、たまたま見かけた海ブドウの直販所と言う看板。
時間もあったので、看板を頼りに入ってみた。
この、海ブドウの養殖場兼直販所が当たりだった。
島人特有のとても親切なお父さんが普段見ることができない養殖場の説明を丁寧にしてくれて、試食も食べ放題。
次回の沖縄滞在の際に再訪することを約束して帰ってきたおすすめの場所をご紹介します。
海ブドウ養殖「平安座」
「こんにちわ~」と施設内に入るも無人。
10分位待っていると、軽トラで人の好さそうなご主人が登場。
海ブドウを買って帰るだけのつもりが、養殖場を案内してくれるという。
県内でも養殖場を直接見学できるのはココとその他一か所しかないとの事(ご主人談)
確かに海ブドウを食べることは幾度もあっても、海で採っているのか養殖しているのかすら知らなかった。
海ブドウの養殖場
各種生け簀に、成長の過程ごとに分かれた海ブドウの苗が沈んでいる。
まだ成長過程の海ブドウから、収穫中のものまで丁寧に説明してくれる。
成長過程や苗の作り方、プランクトンの除去方法などをご主人が説明。
なかなか、できない体験でとても興味深く聞くことができた。
成長するとまるで絨毯のように綺麗な海ブドウが出来上がる。
企業秘密、新種「スーパー海ブドウ」
とっておきの秘密兵器として、こちらの養殖場の新種を見せてもらった。
まっすぐの茎に身が連なる通常の海ブドウとは違い、三角形に延びる新種の海ブドウ。
名付けて「スーパー海ブドウ」という、安易だが分かりやすい品種。
ここのオリジナルで突然変異株を大切に増やしている最中だそう。
もうすぐで商品化と言うところで、この夏の大型台風でやられて、これしか残っていないらしい。
たとえ商品化に辿り着いてもスーパーなどで並ぶほど量は採れないみたい。
試食させてもらったが、通常の海ブドウよりも弾力があり粘り気もある。
海ブドウとめかぶの合いの子みたいな新食感。
もしかすると、数年後に高級ブランドとして有名になるかもしれない。
店内に戻り至れり尽くせりのおもてなし
海ブドウ養殖場の説明だけで終わらず。
黄金芋という沖縄産の甘いサツマイモに塩辛い海ブドウを乗せて食べる、地元民だけの楽しみ方を教えてもらったり
サトウキビの搾汁機械を使って、搾りたての生サトウキビジュースを振舞ってくれたり
黒にんにくを試食させてもらったり、
なんだったら、海ブドウ直販所なのに無料でお土産でくれたりと至れり尽くせり。(商売っ気が無さすぎる)
申し訳ないので、皆で合計4000円分の海ブドウを購入しましたが、戻って開けてみると
食べきれないほどの収穫したての海ブドウを発泡スチロール箱に入れてくれました。
ありがとう、お父さん。
場所
まとめ
なぜだか、突然やってきた見ず知らずの僕たちを大歓迎してくれたご主人。
暖かい季節に来たら、無料で船を出してやるから、釣りやシュノーケリングを楽しみに来いと(燃料費は別)
いくら何でも無料の貸し切り船って・・・
本意は定かではないけど、島のお父さんの暖かいおもてなしに、とても幸せな気分になりました。
海ブドウも思ったより日持ちするらしいので(一週間程)ホテルで楽しんだりお土産で買って帰るのに最高の値段とおもてなしを提供してくれる養殖場見学兼直販所です。
特に、養殖場見学は滅多にできないらしいので、わざわざ訪れる価値十分にあります。
来年、暖かい時期にまた訪れようと思います。
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