常夏の東南アジアから帰国して、まだ夏の気配が残る沖縄を経由して現在大阪に滞在している。
当り前だけど、年の瀬のこの時期。外は真冬の寒さ。
周りでは類を見ないキャンプマニアの友人に誘われて、真冬のキャンプへ参加した。
「やったことない事は、なんでもチャレンジ」をモットーにしているのだが、やったことなくても安易に過酷さを想像できるよね。
・・・氷点下でのキャンプなんて。
スノーピーク箕面キャンプフィールド
折しも「この冬最大の寒波」がやってきたこの日に箕面のキャンプ場へ向かう。
年末の多忙もあり各々集合が遅れて予定より遅めの到着となり、早くセッティングしないと辺りがあっという間に暗くなってしまう環境の中、キャンプベテランの友人がほとんど一人でテントを設営してくれた。
もちろん手伝うつもりだったけど、南国帰りの実家寄生中の自分に満足な防寒具などなく、寒さで車の中からロクに出ることもできない。
役立たずで申し訳なかったけど、下手に初心者が手伝うよりもベテランが一人でやった方が早いんだとか・・
不幸中の幸い。
暖房が効いたテント内で「ちりとり鍋宴会」
途中で仲間を迎えに行ったりで、概ね2時間ほどかけて設営を完了した頃には辺りは真っ暗。
電源付のオートキャンプサイトだったので、電気ヒーターと更に石油ストーブをテント内に入れて夕食の開始。(十分な暖房設備だったが、それでも換気が必要なので隙間風が刺さる)
冬キャンプなので、温かい鍋チョイス。材料を盛り付けるだけなので、楽だったが水を使う炊事場での料理はお勧めしません。(お湯が出るシンクも2台ありましたが先着順です)
それでも、料理の熱と暖房で徐々にテント内は暖まり、宴が盛り上がる。
寒さも手伝って、ビールは程々に日本酒、紹興酒、ワインと次々に酒が空いていく。
おつまみ類も水を使いたくないので、切って乗せるだけ。
薄暗いテント内で寒さと闘いながらの晩餐だったけど、新しい体験で意外に楽しく盛り上がりました。
就寝中の対策と朝の景色
なんだかんだ寒い寒いと文句を言いながら、いい気分で酔っ払い。
この寒さで酔って寝たら死んじゃうんじゃないか?と心配したが、そこは流石キャンプマスターの友人。
床に電気毛布をセッティングしてくれて寝袋でお先に就寝。
なんだったら、ちょっと暑いくらいで快適に眠ることができました。
真冬のテントで電気毛布とは、これぞ文明の利器。
そして、朝目覚めてトイレにテントから出るとこの景色。
一面真っ白な霜景色。
出しっぱなしの工具や手洗い用の水もカチカチに凍っている。
改めて、よくこんなところで一夜を過ごしたなと驚く。
キャンプの醍醐味「朝食とコーヒー」
キャンプの醍醐味でもある早朝のコーヒーを淹れてもらう。
そして、そのあとに土鍋で炊いた白米に贅沢にイクラをかけて、だし巻き卵と蜆の味噌汁で朝食。
いくらだけで一人前正月価格500円(普段じゃありえない贅沢)
それから、前日に余ったワインを朝からいただく。(運転手以外)
まぁこれは、寒いから仕方なしです。
・・・多分。
まとめ
前回も夏の帰国時に連れて行ってもらったオヤジキャンプ。
その時がすごく楽しかったので、またリクエストしたらまさかの「氷点下の冬キャンプ」
当然寒かったけど、ストーブや電気毛布など設備が完璧だったので、思いのほか楽しく快適キャンプでした。
なにやら最近は冬キャンプが流行っているらしく、他にも家族連れのテントが散見されました。
それでも余程好きな人でないと、一からこの設備を揃えるのは相当大変だと思う(金額的にも)
流行ってるって感じの客入りでもなかったが、それも年の瀬だから当然かな。
すべての装備を揃えていて、尚且つキャンプの設営が大好きな友人がいることを前提に一度は体験することをお勧めしたいと思います。そんな友達がいればですが・・・
また、年明けに東南アジアスタートで旅を再開する予定ですが、まだまだ冬の日本も十分に楽しもうと思います。
スノーピーク(snow peak) テント&タープ エントリーパック TT SET-250