プエルトプリンセサでのんびりと2日間を過ごして、いよいよ秘境エルニドへ向かう。
ホテルピックアップのバンが片道600ペソ(約1250円)
大型バスで行くこともできるけど、500ペソとあまり変わらない値段なのでとりあえず今回はバンを選択。
ネット上でも「運転が荒い」「酔い止め必須」などの意見が散見されたが、まさにその通りだったことを自らの身体を使って体験してきたのでご報告させていただきます。
結論。乗り物酔いに強くて体力のある若者のみ推奨。ロートルは飛行機でどうぞ。
プエルトプリンセサからエルニドへ
宿のレセプションで前日に予約。朝8時と10時30分出発の便があり10時30分を選択。
11時になってやっとお迎えが来た。(東南アジアでは許容範囲内)
ホテルまで来てくれるのでラクチンです。
初めの乗車客は自分一人。(俺が最初なら遅れんなよ・・許容範囲内撤回)
空港や旅行代理店を回ってお客を順次拾っていいく。車内はほぼローカルフィリピン人。
結局、プエルトプリンセサを出発したのは12時位。
普通のバンですね。椅子は固くてショックも固め。地面の凹凸がダイレクトに尻に伝わるやつです。
道中はさながらカーチェイス
経路はこんな感じ。
最初の2時間位は余裕です。左手に時折海が見えたり、放牧されている牛や豚を見ながらサファリパーク感覚で楽しい。
しかし、一転山道に突入するとアップダウンありS字カーブが続きヘアピン、シケインの連続。
スピード狂の走り屋なら楽しいかもしれないが、「一体、あなたは何に追われているの?」って位の猛スピードで駆け抜けていく。
なんと、車に乗っているだけなのに腕にはめた活動量計が10000歩達成と表示された。それだけ小刻みに、そして時にはジェットコースターのように揺れた。
隣の男の子(高校生くらい?)がすぐに車酔い。休憩でも到着後もリバースしていた。可哀そう。
1時間程度ならまだしも車酔いの状態で約6時間はさぞ地獄だったろうに・・
自分は平気だったが、それはそれは荒い運転でした。道中は一部20キロ制限。その殆どが制限速度60キロ。
しかし、体感的に平均100キロ位で走っていたと思う。
唯一気が抜ける休憩時間
ちょうど真ん中に名前そのまま「ハーフウェイレストラン」ってところで30分程休憩。
綺麗な海が望める休憩所。
ここで食事やドリンク補給。トイレなどを済ます。
そして、ここから先は更に山道が続く。
なんか途中でマンゴー検閲みたいなところで車内をチェックされた。
持ち込み禁止?なんなのかな?害虫とか?
到着はバスターミナル
到着したのは、出発から6時間後の17時前。
降ろされるのはエルニドタウンではなくバスターミナル。
大型バスのターミナルにトライシクルが何台も客待ちしている。
タウンまでの言い値は100ペソ(約210円)
交渉可能。半額にしてってお願いしたらダメだって。
一台幾らじゃなく一人幾らだからお前ひとりをそんな値段で運べないとの事。
確かに沢山団体客がバスから降りてくるので、自分一人の為に値下げすることもないだろう。
ちなみに帰りのバンのタイムスケジュール。
エルニドからプエルトプリンセサへのバス時刻表です。ご参考に。50分前までに(訂正15分前。よく聞き間違います)集合でそこでチケットを買うとの説明でした。多分街中のツーリストカウンターでもピックアップ付きで予約可能だと思います。
タウンまで歩いて行ったらどのくらい?と尋ねると「40分」との返答。
ずっと座ってたので、気分転換も兼ねて歩いてエルニドタウンへ向かうことにした。決して200円をケチるためではない。
切り立つ岩山が良い雰囲気。
道中に可愛いわんこがご挨拶してくれた。
なんてことない20分も歩けばあっという間にエルニドタウンに到着(暑くなければ歩いていくのもお勧めです)
こじんまりしてとても雰囲気の良い港町の様相。
街のレポートはまた後日。
まとめ
この行程をお勧めするかは、やはり人次第という所です。
自分は平気でしたが、となりの車酔い男子の様子をみているといたたまれなくなる位辛そうだった。
その他の交通手段がほとんどないので仕方ないと言えばそうだけど。
昔はエルニドまで24時間ほどかかったそうな。
それだけ辿り着くのに苦労するほど辿り着いた時の感動も一入かと。
その期待に応えてくれる町と期待して宿に足を運びます。
それから最後に車内では誰もシートベルトを誰も締めませんが、必ず使ってください。
無料で使える保険です。
備えあれば憂いなし。