エルニドは離島僻地であり、田舎の漁村。
しかしながら、ダイバーの聖地であり観光地でもある。
よって、小さな町の至る所に「観光客用」のレストランが点在している。
もちろん貧乏海外放浪者としては、観光地で観光客価格で食事をするなど矜持に反する。
宿のスタッフに聞いても比較的安めの観光客用レストランを紹介される。
一食250ペソ位(約510円)
それでも、決して高くはないけど、地元の労働者がそんなところで食事をしているはずがない。
絶対にフィリピンの田舎町相応の価格の食堂があるはずだ。
足を棒にして(小さい村だけど)炎天下の中捜し歩いた。
これはもう節約とかケチとかの範疇でなく。このブログの使命である。
マップに乗ってないローカル食堂(カレンデリアorトロトロ)を発見
1時間ほど村中を隈なく探すと、意外にも中心部の路地裏に家族経営らしきローカル食堂を発見した。
フィリピンではカレンデリアと呼ぶらしい。
超ローカル店で店名の看板などない。昼時に訪れると地元客で賑わっていた。
定番のぶっかけ飯スタイル。
タイでもお馴染み。バリあたりだとナシチャンプル屋さんといったところ。
場所
グーグルマップに乗ってないので、タイのソイブッカオ「名無し食堂」を模倣して
「エルニド名無し食堂」と勝手に名付け、グーグルさんに申請しておいた。
無事登録されれば「日本名の名付け親」となる(まんまパクリだけど)
店内の様子や料理、値段
注文の仕方は簡単。東南アジア共通です。
欲しいおかずを指さしてライスも頂戴っていうだけ。後は持ち帰りか店内か伝える。すべてジェスチャーでOK。もちろん英語も通じる。
料理名は詳しく分からないので、一番人気があった豚の角切り肉のタレ炒めみたいなのをチョイス。多分「豚肉のアボド」かな。
それに目玉焼きを追加する。
するとお母さんに「How many rice?」と聞かれた。
大盛かどうか聞いてるのかな?
とりあえずワンカップと半分って答えた。
するとライス茶碗2個に一杯と半分が盛られて出てきた。フィリピン人の知り合いがフィリピンの食堂はアンリミテッドライスシステムって言ってたから食べ放題なのかもしれません。
ね?ごはん別皿でもう一つ。写真映えの為に赤いお更に自分でライスと目玉焼きを乗っけました。
後からスープも出てきました。
お水やビールなどは食堂内の冷蔵庫からセルフで取るシステム。これもブッカオの名無し食堂と同じシステムだ。
味は濃いめの味付けでとても美味しい(もともと濃い味が好きな自分はフィリピン料理が口に合う)
唐辛子は別皿で付いてくるのでお好みで。デフォが無駄に辛くなくて良い。
お会計は90ペソ(約190円)
マニラのローカル食堂では似たようなものが(目玉焼きは無し)55ペソ(約114円)で食べることができたので離島価格なのか外国人価格なのかは分かりません。
それでも、お腹いっぱい食べて190円。他のレストランは250ペソ(約520円)からなので断然お得。
店内では地元客がUFC(総合格闘技)をみながら昼食を楽しんでいた。
お客のほとんどがテイクアウトで並んでいたので、職場や家に持って帰って食べるのだろう。まさにローカル食堂である。
まとめ
物価の高い観光地において地元民が利用するローカル店を探すのが当ブログの使命と言ったが、もはや個人的趣味である。
エルニドに旅行に来る方の多くががダイバーで比較的裕福な方が多いとは思いますが、滞在中フィリピンのドローカル食堂を試してみたい方は利用してみるのも一興かと思います。
まだ、当分滞在する予定なので夜はこの食堂で濃い味のおかずをテイクアウトしてレッドホースに酔いしれたいと思います。
ご参考にどうぞ。