朝晩と心地よい風が吹くマニラ滞在の二日目。
マニラではおそらく一番有名な「LAカフェ」へと出かけることにした。
このカフェは、出会いカフェで有名な場所。
日本には無い形態のダイニングバー。(都心では一部見合カフェとかもあるけど)
平たく言うと、一夜の出会いを求めてプロやセミプロが集まってくる援助交際を目的とした社交場である。
タイのバンコクで言えばテーメーカフェが日本人には有名。
知られた場所なのでネット上でも色々な情報が溢れている。
あるサイトによると
「普通に飲んで、食事を楽しんでも構わない・・・そんな人ほとんどいないだろうが」
と書いてあった。
結論から述べると、否である。
LAカフェこそ一人でふらりと飲みに行き、フィリピンと欧米の文化がミックスされた映画のような雰囲気のなかビールとつまみを楽しむ。
そして、たまたま隣に座った(そう思い込みます)女性と軽く会話などを楽しみながら一杯ご馳走する。
ウイットに富んだしゃれた会話のやり取りなんかを楽しんで、ほろ酔いと腹八分目で店を出る。
まさに、一人旅のオアシスと言っても過言ではない。
(ウイットに富んだ会話が何かは知りませんが・・雰囲気ね)
そんな、LAカフェのレポートをどうぞ。
※実際に連れ出しての店外デートは体験していませんので金額などの詳細情報は他のサイトでお探しください。あしからず。
マラテ「LAカフェ」
画像は昼間通りかかった時のもの。
しかしながら、この店はなんと「24時間営業」という。さながら出会いのコンビニエンスストアだ。
夜は人で溢れかえるが、昼間でも10人程度は女性が待機しているという。
場所
土曜日の午後8時位に訪問してみた。この時間までだとハッピーアワーの設定もあります。
すでに店内は9割ほど埋まっている。大賑わいだ。
かろうじて空いているカウンターへ案内される。
出会いカフェってどんな雰囲気なんだろう?と訝しく思う方もいるでしょう。
現にバンコクのテーメーカフェなんかは壁際に女の子がずらりと並んでカフェって様相は皆無。
雰囲気もへったくれもって感じ(最近は知らんけど)
しかし、こちらは違う。
雰囲気抜群の店内
中央のカウンターの奥ではスタッフが目まぐるしく注文をこなしている。
雰囲気抜群の店内である。
見方によってはトムクルーズの「カクテル」に出てきそうな内装。
とりあえずビールを注文。お気に入りのレッドホースが100ペソ(約200円)良心的な価格。
店内のディスプレイで流れるサッカー中継などを観ながら冷えたビールを流し込む。
もちろん食事も注文できるローカルフードから欧米料理やBBQ串なども手軽な値段。
適度なBGMと店内中に響く男女たちの喧騒。
他のお客が相手探しに必死な姿を「人間観察」というアテにして、飲む酒が実に良い。
事実は小説より奇なりっていうけど、生の人間ドラマ程酒が進むものはない。
それがライブで、しかも男女の欲を介せば尚更である。
そして、一人で飲んでいると代わる代わる隣に女の子(おばさんもいますけど)が座ってくる。
積極的に挨拶を交わしてくる人もいれば、隣に座ってチラチラとこちらに視線を送ってくるだけの子もいる。
それほどガツガツとってこともなく適度。(日によると思うけど)
目を合わせなかったり、「話しかけるなオーラ」を出せば一人で飲める。
逆もしかりで、感じが良さそうなら簡単に話に付き合ってくれる。一杯ご馳走してもいいし、食事をしても良い。
相手も一晩幾らを虎視眈々と狙っている人もいれば、時間によっては酒や食事にありつけるだけでもOKな子もいる。
あらかじめ意思を伝えておけばトラブルにはならないと思う。
「お話だけで良かったら一杯どう?」って具合に。カタコト英語で大丈夫です。
向こうも商売(バイト?)なのだろうから、気に入れば最後に少しチップなんかをあげれば良いかと。
そこら辺はルールやマナーってより個人の力量とお互いの気分次第かと思います。
もちろん、KTVなどならガッツリとお酒と会話を楽しめると思うけど、人気のバーに一人で立ち寄って軽いつまみで飲んでいたらたまたま隣に座った女性と意気投合して程よく楽しんで買える(まちがえた帰る)って雰囲気がとてもお気に入りです。
純粋なバーでこれを楽しむにはちとハードルが高くなるしね。
東南アジアはクラブ(ディスコ)なんかでも同様。簡単に会話に付き合ってくれて、まるで自分がモテているかのような錯覚に陥れてくれるプロたちが引く手あまた。いや魑魅魍魎溢れている。
まとめ
本来は女性との出会いを目的に利用するお店だと思いますが、まったく殺伐とした雰囲気は無いので、淋しい一人旅のおっさんがふらりと立ち寄って食事と会話を気軽に楽しめるバーとしてお勧めできます。
異国情緒あふれる雰囲気の中クールに決めてモテている自分プレイを是非楽しんで下さい。
あくまでモテているプレイなので、相手は何が目的で寄ってくるのかは忘れずに。これがトラブルを避ける一番の秘訣です。