もう日本の8月が殺人的な暑さなのは、精神的に慣れっこになってしまった。
一昨年の夏、何を思ったのか8月にバリ島から一時帰国して思い知らされた。
昨年は暑さのピークをパタヤのコンドミニアムで引き籠りとプールで凌いだ。
今年はどうか?梅雨が長引いたおかげで比較的短めとは言え「酷暑」であることには変わりない。
しかも、逃げ道がない。(海外のね)
今まで避暑と言えば南半球か北海道辺り位しか思い浮かばなかった。
そうだ、標高が高い高原へ行こう!
標高が100m上がると0.6℃程涼しくなるらしい。
1000mで-6℃か。悪くない。
ってことで行ってまいりました高原キャンプ。
結論、天国でした(天国の気温しらんけどね)
峰山高原・星降る高原キャンプ場
標高が1000m近い高原キャンプ場。冬季はスキー場。
こんなスキー場があるのを知らなかった。子供の頃、兵庫県のスキー場と言えばハチ北高原だった。
それはともかく、予約不要で先着順(12:30受付開始)らしいので早朝から張り切って向かった。
なぜ早朝からというと、高速代ケチって下道で行くからである。
当然です。
お金は無いが時間だけはたっぷりとある。(もう口癖です)
ドライブがてらのんびりと「サザン」や「ミスチル」というおっさん世代王道のJPOPをお供に山道を登る。
山道の入り口あたりに水車を発見。ちゃんと動いている水車を初めてみたかも。
そういえば以前アムステルダムへ行ったときにわざわざバス乗って風車を見に行ったけど風車も水車も動いてなくて「ただのオブジェじゃん」ってがっかりしたのに比べたら規模は小さいが田園風景と相まって風情があってこちらの方が良い。
周りには誰もいなかったのでもっと名所アピールしても良いかと思いました。
思いがけずの発見でシャッターを切る。
場所
星降る高原キャンプ場初日
結構寄り道したのに到着したのは午前11時前。
早すぎた。張り切りすぎだな。
受付はリゾート内のホテルリラクシアのレセプションで行う。フリーサイト一泊1000円也(駐車場込)
ブラブラ設営場所の下見やお金持ちのグランピングサイトなんかを見学して時間を潰す。
それだけでとても気持ちがいい
なぜなら・・・
この季節、お昼の気温が26℃
カラッとした湿度にポカポカ陽気。時頼山頂より吹き降ろす微風。
天国かよ。
天国の気温は23℃から26℃のと勝手に決めました。
んで地獄の気温は57℃(アメリカ・デスバレー参照)
時間受付になれば受付開始。
お金を払ってフリーサイトへ(車で3分位)
一番乗りです。スキー場なので平らなところはそれほど広くない。
松の木の下に陣取って設営。
遠くにはスキー場の山頂が望める
リフトで上がることもできます(往復700円)
トイレや炊事場も特に問題なし。
トイレは水洗で紙もあります。
食器洗剤は要持参
設営が終われば、椅子に座って思い思いの時を過ごす。
只々涼しいそよ風に吹かれる時間を堪能します。
理想通りの避暑です。
敷地内のマップはこんな感じ
トレッキングコースとかもあるようです。
涼しすぎて設営はもちろん、夜に向けて薪拾いもまったく苦にならない
薪拾いが終わったらとりあえず一杯
このキャンプ場は避暑はもちろん名前の通り星空がウリ
あまり早くに酔っぱらうと星空にありつけないので、日没時間を逆算して一杯だけ飲んで昼寝を挟む(これがまた快適過ぎる)
夕方に起きてぼちぼち飯の支度を開始します。飯というよりつまみですね。
この日はこの時間からポツポツ他のお客さんが入ってきたけど比較的すいてました。駐車場も車4台位。
好物のレバーをレア気味で炙る。好き嫌いはあると思うけど、これは間違いない。
今回初めて「鶏肉のハラミ」ってのを買ってみた(知ってる?)
食感が強めのぼんじり?のような感じ。美味しかったです。
まぁこんな環境で食べれば何でも美味しいんだけどね。
そして、日没を迎え辺りが暗くなると空一面に星空が現れる。
毎回そうなんだけどスマホのカメラじゃ星が映らないんだよね・・
こればかりは実際に肉眼でご覧ください。
星降る高原。名前負けしてません。
最高です。
僕ら世代、北の空に北斗七星を見つけるとテンションが上がりますよね。
この季節はひっくり返ってたけど。
死兆星はまだ見えなくて胸をなでおろす一人プレイを堪能。
いつものように泥酔して就寝。夜は冷えるので夏用シュラフに包まって丁度良い。
そして、翌朝の気温がコレ
コーヒーが一番うまい気温と勝手に断定します。
最高だ
延泊決定!
すぐに受付へ行って延泊を申し出る。追加1000円払うだけ。
難点は追加の買い物に山を下りなきゃけない事だけど、ドライブがてらそれも楽しい。
最寄りのマックスバリューやホームセンターまで片道40分位です。
星降る高原キャンプ場2日目の晩酌は魚
初日は鶏肉だったのでこの日は魚で。
ハタハタの干物を炭火で炙る。
焼けるまでは鰤の刺身で一献。
もちろん酒はキンキンに冷やした地元兵庫の「山田錦」
これ以上言葉はいりませんね。
翌日はチェックアウト(11時)ギリギリまで涼んでから後ろ髪をひかれる思いで次のキャンプ地丸山サンビーチへ向かいました。
※後編へ続く
まとめ
この酷暑の中において文句なしの避暑キャンプ場です。
強いて言えばシャワーが無いのでホテルのお風呂を使うことになる。これが1000円。
別にお風呂1000円でもいいんだけど1泊料金と同じって思うとなんか高く感じる・・
勝手を言えば、お風呂入り放題で一泊込々1500円とかにしてくれるとより最高なんですが。
そうなったら夏の間ずっと滞在したくらい。
残暑もまだ続きそうなので、避暑キャンプをお考えの方には是非お勧めできるキャンプ場でした。
朝晩は冷え込むので防寒対策は万全に!
後編はこちら