緊急事態宣言下の自粛期間中。
県境をまたぐ移動も控えるようにとのこと。
そんな折だが、熱海に温泉付きの別荘を持つ知人にお誘いを受けた。
移動は公共交通機関ではなく車でしかも一人なら対策は万全。
有り余る時間を使って、下道で寄り道がてら大阪から熱海へ向かってみた。
大阪から熱海へ車で下道旅
朝7時頃に出発。とりあえず初日は浜松辺りまで行ければ良いくらいのノープランで出発。
下道を選んだ理由に「高速代の節約」ってのがあるけど、他にも理由がある。
高速道路で向かうと「寄り道」ができない。リタイア組あるあるだけど、できるだけ暇な時間を消費したいのだから真っすぐに向かう必要がない。
この「好きな時に好きなだけ寄り道」ってのが時間に制約がない旅の醍醐味でもある。
それと、何度か東京~大阪間を下道でバイクやら車やらで走破しているが大阪から京都や三重、鈴鹿峠あたりはクネクネ山道が続き時間がかかる。箱根辺りも同じ。
しかし愛知手前辺りから東海は国道25号線~国道1号線にかけて自動車専用道路とそれに近い道が続き「ほとんど高速道路」というバイパスなどが続く。
海辺を走ることも出来るし富士山を眺めることもできる絶好のドライブルートなのだ。
京都からダラダラと法定速度で山を抜ける
休憩中に有名な信楽焼の狸なんかを写真に収めつつ進む
出発前日はお酒も控えて万全の状態。鼻歌交じりにあっという間に名古屋を越えて昼過ぎには浜松へ到着。
ビジネスホテルやスーパー銭湯・漫画喫茶泊も調べたけど、これと言ってよいプランが見つからなかったので車中泊をすることに。
とはいえ昼過ぎから車中泊しても仕方ないもう少し走ろうと掛川まで足を延ばす。
(渋滞もなく思ったより進んだので、当日に熱海までついてしまいそうな勢い)
掛川の道の駅車中泊
とりあえず、目的地までは下道でもあと3時間位の場所まで来たので観光や寄り道は翌日にすることにして掛川の道の駅で腰を下ろす。
比較的古い建物の道の駅なんだけど食堂などは緊急事態宣言のせいなのか早めに閉まる。しかし、コンビニが24時間営業中。
とてもありがたい。まだ日が沈む前から一人コンビニ宴会が始まる。
下道なんてしんどいし、コンビニ宴会なんて貧乏くさい。
しかし、数か月に及ぶ自粛生活で溜まりに溜まったストレスから解放される久しぶりの遠征旅は、苦労や質素ささえ喜びに変える力があった。
長距離運転で疲れた体にハンバーグとサラダをつまみにストロングで喉を潤したあと、サラミとチーズで白ワイン。
殆ど無人のフードコートの席で頂く。
なんだろう・・・この至福の時間
でも、コップが無かったのでワインボトルをラッパ飲みしている姿を見た人は少し嫌悪感を感じたことと思います。
色々マナー違反ですね。素直にごめんなさい。
そして友人に電話したりスマホを弄りながら数時間飲んだ後、車のシートを倒してキャンプ用の寝袋に包まれて爆睡。
一泊ならその不自由も十分楽しめる(2泊以上は無理ですが)
翌朝は酒飲み御用達のシジミ汁で元気いっぱい。
2日目の観光
翌日はまず一路「名峰富士」のビュースポットへ
スマホのカメラじゃ上手に撮れませんが、高速道路や新幹線と違って色んな角度からのんびり富士山が楽しめる。
富士山を楽しんだ後は「花見」この時期でも梅や河津桜が楽しめる。
ふらりと立ち寄ったのが「函南桜」(かんなみ)が有名な場所。一足早く早咲きの桜を楽しむことができました。
(そういえば去年の今頃は沖縄でも桜を楽しみました・・懐かしい)
その後は沼津港でシラスとネギトロ丼を楽しむ。
食事の後は千本松原のビーチでお昼寝
そういえばビーチライフを自称してるのに今年になって初めての海。
海鮮丼を食した後、のんびり釣りをしてる人や遊ぶ子供たちを眺めながらの昼寝時間は最高でした。
午後には目的地熱海に到着。
知人たちと合流して、毎日温泉三昧。買い出し以外は外出せず計3泊
初日焼肉、2日目アンコウ鍋とコブ締め、3日目海鮮アヒージョ鍋と飲みっぱなしゴロゴロしっぱなしの時間を過ごしました。すべて自炊。
帰りはまた沼津で海鮮丼を食べて浜松から高速利用。(浜松で鰻って思ったけど胃が壊れそうなのでスルー)
楽しかったけど、流石に少し疲れました。
まとめ
東南アジアをバックパックで移動すると炎天下を数時間歩くなんてよくある話。
日本での長距離運転も初日は楽しみと興奮もあり余裕だったけど、最後はかなり疲れて帰路に就きました。
コロナ自粛で体力が落ちたのか、はたまた年のせいかは分かりません。
ワクチン接種が始まったとはいえ、まだまだ対策を続けながらの国内活動となると思います。
次回は西へ下道旅なんかも検討中です。3月になったらキャンプも再開しようかと。
若者だけじゃなくて中年も遊びたいよ。
なんとかすべてが良い方向になることを祈るばかりです。