ベトナムにはあらゆる麺料理があり、日本人にとってのお米のように主食として食べられている(とはいえ原料の多くは米粉なんだけど)
その中でも異彩を放つ「タピオカ麺」を使った魚介系スープがバンカン
タピオカは、南米を原産とするトウダイグサ科イモノキ属のキャッサバというイモ類のでんぷんを原料として作られます。キャッサバの根茎から取り出したでんぷんを水で溶いて加熱し、回転させながら球状にして乾かしたものが「タピオカパール」です。これをゆでると、タピオカドリンクなどでもおなじみのタピオカになります。
クラシルより引用
朝早くから地元民であふれかえるローカル店をご紹介します。
行きつけの市場の近く、ジムまでの通り道で見つけたお店。朝の7時に訪れると満席。少し待つとグループが退席して入店。
看板メニューのバンカンを注文(メニューとかはなかったかな)
バンカン(バイン・カイン)は米とタピオカで作った、日本のもちもちうどんのような食感です。カニスープと合わせることが多く、贅沢に蟹まるごと入ったものもあります。
VETTERより引用
1分も待たずに回転命のスピード提供。バンカンというとホーチミンあたりでは蟹出汁のイメージだが、ここはどうだろう?
まずスープを一口。しっかりと魚介系の出しが効いたあっさり味。俗に言う「優しい味」
塩辛い日本のラーメンスープを想像すると最初は少し物足りなさを感じるかもだが、箸を進めていくうちにしっかりと魚介出汁の風味が口の中に広がる。
あえて例えるならまろやかなシーフード塩ラーメンのスープって感じ
麺を箸上げすると、モチモチ感のある太めのタピオカ麺
食感はツルツルしたうどん風。米粉麺よりもコシがしっかりとある。美味しい
タピオカの正しい使い方はドリンクじゃなくてこっちかと
メイン具材は魚。カニじゃなくて魚で出汁とってるのかな。
なんの魚かはわからないけど、多分食感的にはマグロかカツオ。結構ボリュームありました
あっさり味に物足りなさを感じたなら、卓上のニョクマム(魚醤)を追加投入するとしっかりと塩味が乗ります。
乗ってる青野菜はみんな大好き?パクチー。結構強めに効いてます
ライムなんかを投入して味変すれば酸味と相まって美味
食べ進めるほど、どんどん美味しさがわかってくる。あっという間にスープまで完飲
いやー美味しかった〜魚介出汁効きまくり
同席したお隣さんは麺なしの具とスープだけ注文してバインミー(パンのみ)を浸して食べてました。それも美味そう(頼み方がまだわからないけど)
少し量が少ない人は追加バインミーがおすすめです。他のローカルもみんな注文してました。
そして、タイトルネタバレだけど、この店のバンカンがなんと
25k₫(約140円)という激安価格。世界的インフレと円安の昨今ですごい
この味でこの値段なら人気になるのも頷けるし、朝から魚介出汁スープのもちもち麺料理をいただくと値段関係なしに贅沢な気分になれるほどの満足感
米粉麺に飽きた方は是非試してほしいタピオカ麺バンカンでした。リピート確定です。ご参考に