普段は米と麺だけで炭水化物摂取は概ね満足出来る。日本でも毎朝納豆卵ご飯で十分(焼き魚と味噌汁付なら文句なし)
しかし、たまにはトーストとコーヒーを欲するのは日本人でも共通だと思う。
アメリカンブレイクファーストはパタヤなどでは定番。だけど、ネットで「ここのABFは安くて最高」なんて紹介をよく目にするけどトースト焼いて卵とコーヒーって自炊でも手間はかからないし、100円以下で作ることが出来るのに昨今のタイだと100バーツ以上約500円位はする。
そんなに頻繁に利用したいとは思わない
それでもたまに食べるんだけどね・・
マレーシアも欧州の植民地時期が長かったのでトースト&コーヒーの文化がある。
有名なのが「カヤトースト」もともとはシンガポール発祥
カヤトースト(英: kaya toast)とは、すでに焼き上げられたパンにカヤジャムと呼ばれるスプレッドを塗った上で、もう1度軽く焼き上げて作られる料理。旧イギリス領マラヤ連邦地域発祥で、現在はシンガポールの名物料理として知られる[1
カヤジャム(マレー語:Seri Kaya インドネシア語:Seri/Selai Kaya)とは、旧イギリス領マラヤ地域(現マレーシア、シンガポール)発祥のペースト状の食品スプレッドである。現地で豊富なココナッツを使用してヨーロッパのフルーツジャムの代用品として考案された。単にカヤとも呼ばれることもあるが、マレー語やインドネシア語で「Kaya」は「豊かな、金持ちの」といった意味がある。
Wikipediaより引用
早朝のマラッカ中心部のローカルカフェにカヤトーストを食べに向かってみた

OPENは7時から。この時期は日の出が7時30分なので、まだ空は薄暗い。日の出前の雰囲気好きです

すでに店内は地元客が数組集まって談笑している
簡素なキッチンにパンがタッパーに積まれている。なんとも素朴なローカル感が漂う。お洒落なカフェよりこちらが好み。ばあちゃん家みたい(ばあちゃんいないけど)

着席してカヤトーストとエッグ、そしてコーヒーを注文する。カタコト英語で通じます
最初に提供されたコーヒー。お母さんが「よく混ぜてね」とジェスチャー
カップにタレた黒い筋はローカル店ならでは。御愛嬌だ

言われた通りによく混ぜて一口。かなり濃い目のコーヒー。下に沈んでいるのは練乳。ベトナムコーヒーのそれに近いが、練乳が控えめなので「甘すぎる」ってことはない。どちらかというと苦いコーヒー。朝の目覚めにはぴったりだしエスプレッソ好きなので個人的には好みのタイプ
トーストと卵が到着。2つの卵は温泉卵だ。モーニングといえば目玉焼き・スクランブルエッグ・茹で卵が定番だが温玉って面白い(あ〜ポーチドエッグがあるか)

これを割って、王道のカヤトーストモーニングセットの完成

トーストにはカヤジャムって甘めのココナッツジャムが塗ってある。イメージ的にはピーナツバター。懐かしい給食の味。メニューによってはチーズがサンドされているものもあるらしいけど、これはシンプルにピーナツバタートーストでした。
このお店、いかんせんメニュー的なものが無いので詳しいラインナップはわかりません。聞けば何でも教えてくれると思うので、また次回聞いてみよう
これを温玉に付けて食べるのが王道スタイル。焼き立てトーストに温玉とか合わないわけがない。

テーブルに胡椒と醤油があるので、途中で醤油を垂らして味変してみると、完全に「和食」テイスト
もう、温玉醤油ってトーストより米にかけて食べたくなる。日本人だもの

お会計は7RM(約240円)ボリューム的にもう一枚トーストを頼んでも良かった。それでも300円以下
物価高の昨今、店によっては日本なら温玉一つだけでも150円位するって考えるとかなりお得
それ以外にもカレー麺(ラクサ)やココナッツご飯(ナシレマ)なんかもやってるみたいだけど、朝7時ではこれから準備するって感じでした。

再三言ってるがマレーシアは中華とカレーが特に美味しいし、もちろん中華なのでお粥なんかも朝食には最高なんだけど、たまにパンとコーヒーが食べたくなったら利用するのも良いと思います。
まぁただのピーナッツバタートーストと温玉なんで想像のそれを超えてはきませんが、200円台なら満足です。これも一応マレーシアのローカルフード(厳密にはシンガポール?)って位置づけなので、一見の価値はあるかと思います。気持ちが良い早朝利用がおすすめです
ご参考にどうぞ