独特の風味を放つベトナムの発酵調味料「マムトム」
たぶん多くの日本人にとって、その独特の香りが敬遠されるであろうローカル調味料
経験上、くさやが大丈夫な人なら問題ないが自分以外にくさやを平気で食べられる人をいまだかつて見たことがない(今どき食べたことない人のほうが多いと思うけど)
ベトナムのレストラン系のお店で提供されるものは、おそらくマイルドな仕上げに加工してある。30年前の本場豚骨ラーメンと今のチェーン店の臭みが別物のそれと同じ
シュリンプペースト(英語: shrimp paste)は、小型のエビに塩を加え、発酵させて作る調味料。塩辛や東南アジア一帯で広く利用される魚醤の一種であるが、液体のナンプラーなどとは違い、ペースト状もしくは固形である。非常に塩辛く、刺激臭とも言える強烈なにおいがあるが、日本のくさやと同じく、分解したアミノ酸等で複雑なうま味を持つ。
インドネシアではトゥラシやトラシ(インドネシア語: terasi)、マレーシアではブラチャン(マレー語: belacan)、タイではカピ(タイ語: กะปิ)、ベトナムではマムトムやマムルオック(ベトナム語: mắm tôm/mắm ruốc)、中国ではシアジアン(蝦醤。ペースト状のもの)またはシアガオ(蝦膏。ブロック状のもの)と呼ばれる。
日本では熊本県、岡山県、秋田県などにアミの塩辛(漬けあみ、いさじゃの塩辛)がある。
Wikipedia
ローカル市場の調味料や食用油を売っている雑貨店なら格安で買うことが出来る。小瓶で8k₫(約50円)位だった。豆腐屋さんにも大体置いてます
端的に言うと腐臭漂う濃厚魚醤ペーストだ
初めから「ああ〜これは日本酒でいきたいな」と好みの珍味だったが、世界中のご当地グルメで、食べられないものに出会ったことがない変わり身なので一般的にどれだけ参考になるかわからないけど、このマムトムを使って適当にいろいろな食材を至高の「酒のあて」に昇華させて楽しんでみたのでご紹介します。
●市場で買った豚バラ肉とほうれん草を軽塩で炒めたものを酒で薄めたマムトムをディップして食べる。香ばしく焼けた肉にも合う
●赤米を薄味のコンソメでリゾットにして仕上げにマムトムと溶き卵を混ぜ合わせたオリジナルマムトムリゾット
●油抜きした厚揚げに直接乗せて野菜と食べる。小腹がすいたときの間食にも利用できる。米粉麺や厚揚げに合わせるのが現地の王道らしい
米粉麺に絡めて食べるのがブンマム
●市場で一切100円で買った脂の乗ったブリのぶつ切り。表面にマムトムを塗り込んで焼きました。魚とも合います。なんか色味が同じで美味しそうに見えないけど・・トマトとか添えればもう少し映えるかな
●アサリたっぷりボンゴレパスタにも隠し味で少し使う。これはアサリ出汁が旨すぎるので蛇足だったかな。
料理が下手な人の共通点・・「余計なものを足す」
●グラブでデリバリーしてもらった惣菜の付け合わせのきゅうりにもマムトムを自分で添えて付けて食べます
どんな食材にも合うって言えばそうだけど、結局何に使ってもマムトム味が強すぎて主役がこの調味料になる感じ。
結論、キュウリや大根、人参をスティック状にしてバーニャカウダ風で食べるのがシンプルで良いかもと思いました。
とにかく「THE珍味」です。人を選びますが自分は大好物です。お試しあれ