言わずと知れたサーフィンのメッカであるバリ島。
ネットなどで情報収集をしていると、初心者に対して
「そんな実力で行くものじゃない」
「バリの波を舐めるな」
みたいな意見も散見される。では初心者はバリでサーフィンをしてはいけないのか?
応えは否である。
クタビーチは初心者だらけ
もちろん、ローカル特有のルールがあるポイントや実力が伴わないのに上級者が集まる危険なポイントなどへ単独で突っ込んでいくのが駄目なことは、世界中どこのポイントでも同じです。
実際、クタビーチは初心者だらけです。子供や女性、スクールの生徒さんなど大勢の初心者がサーフィンを楽しんでいる。
そもそも、始めたばかりの初心者は流れが強く波が大きい危険な場所まで辿り着けないし行こうとも思わない。もちろん100パーセント安全な場所はないけれど。
おそらく、前段の忠告は実力を過信した自称上級者や中級者に向けての物なのだろう。
日本などである程度、実力をつけていても、バリの波は予想を上回る危険があるので慣れるまではガイドなどをつけましょうということだと解釈する。
そこら中にレンタルボード屋さん
よって、超初心者でもクタビーチのソフトボードをレンタルしてサーフィンを始めることに何の問題もない。
交渉制になるが、大体1時間400円位かと。
ちゃんとしたボードのレンタルもビーチ沿いなどを歩けばレンタル屋さんが沢山ある。
新品・中古販売のお店・スクールもすぐに見つかります。
初心者はとにかく沢山海に入るべき
千葉などではコンディションの良い日は、人まみれでおちおち練習もできない事が多いが、トップシーズンでもバリではビーチの至る所で空いている場所がある。もちろんそういうところは、いわゆる「良い波」とは言えないのだろうが、初心者に波の良しあしなどほぼ関係ない。
ダンパーだろうがスープだろうがパワーのある波が一日中押し寄せる絶好の環境だ。
湘南当たりで湖のような日に浮いているだけで時間を過ごすよりも何倍も練習になる。
自分も含めて超初心者向けの意見だが、とにかく回数を入って沢山の波にもまれて、まっすぐでもかまわない、必死でパドルして立ち上がる。
そして、転ぶ。またパドル。
全身の穴という穴に海水と砂を入れながら、幾度も回数を重ねるかが上達の近道だと思う。
どんなスポーツでも同じだろう。
親切なローカルや安心の監視体制
地元のサーファーも快く挨拶をしてくれるし、声もかけてくれる。今日は、自分のあまりのパドルの遅さに隣の子供がポジションや腕の使い方を笑いながら教えてくれた。(どういう意味の笑いかはしりません)意外にローカルの人たちは、初心者観光客の動向をよく見ていてくれる気がする。
そして、このビーチにはライフガードが配備されていて、カレントが(離岸流)などが発生すると笛を吹いて「戻ってこい」と教えてくれる。
実際に少しだけ沖で波待ちをしている時に注意喚起をしてくれた。その後、インサイドに戻ると波というより壁のようなデカい波が4発程入ってきて沖に向かって凄い流れが起き、胸をなでおろしたことがあった。(なんでわかるんだろう?今度聞いてみよう)
やれ、縄張りだのローカルルールだの色々とハードルが高いスポーツですが、誰だって最初は初心者だ。
色んな人の意見を聞きながら実力の範囲内で果敢にチャレンジするべきだと思う。
海から上がればビンタンビールとローカル飯
自分のサーフィンは水遊びの域をでないけど、2時間ほど海に入ってからのアジア飯とビールは至福と呼ぶに相応しい時間だ。
沢山のローカルが日本語を話し、日本人がまた、大勢この島へやってくることを心より望んでいる親日バリニーズ達。(最近の東南アジアは歩いていると大抵「ニーハオ」か「アニョハセヨ」だがバリはほとんど「こんにちは」だ。もちろん中には日本人をカモにしていた頃が懐かしい押し売り詐欺師も混ざっていますが)
只今、アグン山絶賛噴火中ですが、沈静化したら是非足を運んでサーフィンにチャレンジしてほしいと思います。(お勤めの方は空港閉鎖になるとお仕事に差し障るからね)
当分は毎日海に入って、毎日美味しいビールを飲む沈没生活(これは沈没とは呼ばないのかな?)を楽しむ予定です。