ペナン島の昼下がり、ブラブラと散歩を楽しんでいると、ふと行列ができているローカル食堂を発見。
見た感じバリのナシチャンプル屋さんのようなお店。
Nasi Kandar(ナシ カンダー)と言うらしいがナシチャンプルでも通じるみたい。
知らなかったけどインドネシア語とマレーシア語って共通語がすごく多い。
「ありがとう」も「テリマカシ」で共通。コンビニのお姉さんが言ってたので間違いない。
昼時は行列ができる「ナシカンダーメリン」
発音は怪しいのであしからず。
見たところ、外国人客らしき人は一人も見かけず、大混雑している店内で所狭しとスタッフ達が、次々に注文を聞いて疾風のごとき速さでお客さんを捌いている。
そんなところにマレー語はもちろんまったく分からない、英語すらも怪しい日本人のおっさんが突撃しても良いのかと、店の前をウロウロして思案すること5分。
意を決して、行列の最後尾に並んでみました。(何事もチャレンジだ!)
とりあえず注意深く、前方のお客さんがどのように注文しているのかを観察。お会計などは後払いのよう。人気のおかずをチェックしてみるけど、色味が全部茶色で何が何だか良くわからない。
10分程並んで、自分の順番になったのだけど、次から次へと横入りされて呆然と立ち尽くす。
すると、一人の心優しきおじさんスタッフが、立ち尽くす怪しい日本人に気づいてくれて、丁寧に注文を聞いてくれた。
しかし英語で質問しても、現地の言葉で早口に説明される。一生懸命話してくれているので、決して意地悪ではない。
こういう時は、魔法のオール指差し注文
こっちも片言英語だし、95パーセントジェスチャーで問題なく注文できました。
初めにライス、そして乗せてほしいおかずを指定、カレーを選ぶ。カレーは無料でかけてくれるみたい。
現地のリアルをお伝えするため、あえて飛んだカレーも拭き取らずに撮影しました。
ね?色味が茶色でしょ。
ビーフ肉カレー、鶏のレバー揚げ、オクラ、ゆで卵、よくわからない茄子みたいな野菜のぶっかけ。
言葉を発したのは三言だけ「yes」と「thank you」、「water」のみ。
世界中、大体これで何とか乗り切れると、個人的に思っている。
とにかく昼時で、店内が戦争状態だったので少し戸惑った。初めて行く方は少し時間をずらしていけば余裕かと思います。
ボリュームは満点。全部旨いです。特に牛肉の角肉煮込み(ビーフカレー)が柔らかくておすすめです。
料金はこれで10RMリンギット(約270円)それとペットボトルの水が1RM(27円)で11RM。
今まで見た中で一番シンプルな伝票。これぞ明朗会計。(個別のおかずの値段が分からないので明朗とは言えないかも)
食べ終わったら、これをキャッシャー(レジ)に持っていって支払っておわり。
初めは、びびって入店まで時間がかかり、注文も戸惑ったが、次からは余裕です。
指さして、座って、食べて、支払うだけ。(どこの食堂も、そうと言えばそうなんだけど)
店内には一応メニュー的なものもあったけど、ほぼ100%のお客さんがナシチャンプルを注文してました。
場所
有名なセントジョージ教会の程近く。看板とかはありません。
外観はこんな感じです。
交差点の角にあるので、行けば分かると思います。
まとめ
マレー料理なのかインド料理なのかは分かりませんが、この街は色んな文化が混ざり合ってるので、そこら辺はあまり気にしないようにしている。(大体インド料理風の味付けだったけど)
たまたま、ふらっと立ち寄って見つけた行列店なんかに並んでみるのも面白いんだけど、毎回少し勇気振り絞ります。
忙しいと、怒鳴るように話してくる店員や明らかに目が合ってるのにスルーする人も稀に見かけるので。
それでも、ここは外国。日本では文句の一つも言いたくなるようなサービスでも、笑顔でグイグイ押していけば何とでもなります。それが醍醐味です。(ちなみに、このお店は忙しいだけで、スタッフの感じはとても良かったです。)
また、新たなローカル店を見つけても、勇気を出して指差しジェスチャー注文していきたいと思います。
追記
2回目の来店。やっぱり茶色。
骨付きチキンで手が汚れるのをどうやってるのか、ずっと疑問だったが、レジの横にお手拭きと洗面台があります。
分からなくて、手をベトベトのまま完食しました。ローカル屋台を食べ歩いてると自負しているのに、ちょっと恥ずかしかった。