東南アジアのビーチで沈没生活を送っている。
というと、一部の人からは「羨ましいですね」なんて事を言われたりもする。
自分でも、夢にまで見た縛られない生活を大好きな海辺で自由に過ごす事にそれなりに喜びと満足感を感じている。
なんて、最初の一ヶ月位なものです。
どんなに素晴らしい景色や豪華な部屋や美味しい食事なんてものは、日常になると喜びや感動なんて薄まっていく。
だからといって、嫌になったわけじゃない。
とりわけ、変化もない、刺激も少ない。その生活が淡々と続く。
これこそが、まさに「平和」と言えるのではないかと考えています。
その、淡々とした生活が自分の希望で、自ら選んだものかどうかが大切なのだ
そして、その生活を止めてしまっても、最低限度でも生きていくことに不自由がなく、他の選択肢を持っているかが重要となる。
・・・と、偉そうに書いてみたのだけど、実際にどれだけ空っぽの時間を過ごしているかをある一日の生活を例にご紹介します。(現在はビーチでなくバンコクにいますが)
これが、良いとか悪いとかの話ではなく、ただの報告です。
解釈は各々ご自由にお願いします。
節約沈没生活の日常
午前中の過ごし方
起床
とりあえず、「もうこれ以上眠くない」という時間まで寝てます。比較的早い時間に就寝するので、日によってですが午前7時~9時位でしょうか。
短期旅行の時は、早起きしてビーチなどを散歩することも多かったですが、いつもビーチが目の前にあり、いつでも行けるようになるとわざわざ行くことも少なくなります。
起床したら、ラップトップを開いてYOUTUBEなどで日本のニュースを流したり、スマホでまとめサイトをチェックしたり、ブログのアクセスなんかを確認したりしながらダラダラします。
起床と言っても、実際寝てるのか起きてるのか区別がつかない微睡んだ時間をゴロゴロと過ごします。
朝食
基本は自炊なので、前日などに買ったサンドイッチかトーストを焼いて目玉焼きとコーヒーで一服します。
食べ終わったら、洗濯や洗い物をしてからまたネットサーフィン。
ブログの更新なども大体午前中に行います。記事作成などお仕事があるときも大体この時間で片付けます。
それだけで午前中はおしまい。何もないそれだけの午前中。
昼間の過ごし方
昼食
当初は、ローカル屋台などでランチを取ることが多かったが、引きこもりが板につくと外出が面倒になってくる。めんどくさいからインスタントの袋ラーメンなどで済ますことも多いです。
バイトもしない、部活もない一人暮らしの貧乏学生の夏休みさながらと自虐笑い。
日中の外出
南国に長くいると昼の日差しが殺人的なことに気づいてしまう。短期旅行で訪れていた時はビーチへ出てリクライニングチェアーで、わざわざ日焼けなんかをしていたものだけど、だんだん日差しに嫌気がさして外出しません。
仕方なく、外出する時も極力日陰を歩くようになる。昔じゃ考えられない。
日本で日サロとか行く人が不思議でしょうがなくなります。
こちらでは、基本色黒はモテないし、日焼けは肌にも悪いし、健康的って概念は皆無。メリットなし・・
では、曇り空の時は外出するのかと言えば、答えは否。
こちらのスコールは、日本でいうゲリラ豪雨。そんな雲行きの怪しいときに外出は控えます。
よって、日中の外出は無しという結論に達します。
バリなどに滞在してサーフィンなどをするときは例外ですが、長期滞在でわざわざアクティビティーツアーを申し込んで出かけることもなくなるしね。
このタイミングで昼寝することも多いです。シエスタって言うのかな。しかし、寝すぎると逆にリズムがおかしくなるので注意です。
夕方からの過ごし方
東南アジア滞在のメリット
夕方からは、やっと海外沈没生活のメリットを享受する時間がやってきます。
それは、プールとトレーニングジム。
タイなどでは、日本では考えられない金額で、この二つが併設されているキッチン付きコンドミニアムに滞在することができます。
場所にもよりますが、プール・ジム・キッチンの30㎡位なら年契約で10,000baht/月くらい(約34,000円)
マンスリーでも4~5万円/月で借りることができます。(今は居候なのですが・・・)
現在居候中のタイではお酒の販売に時間制限があり、夕方は17時以降でなければビールなどが買えません。
買いだめして冷蔵庫に入れておけば何の問題もないのですが、基本毎日買い物に行くので(理由は後述します)逆算して15時~16時位にトレーニングに向かう。
トレッドミル(ルームランナー)で30分くらいウォーミングアップして各部位を分けて筋トレ。
じんわり汗をかいたら、軽くシャワーで流して、プールへ移動。
その日の気分でガッツリ泳いでも良し。気候が良ければプールサイドで休憩がてら読書をしたり音楽を聴いたりして17時のビール販売開始を待つ。
夕食と晩酌
酒類販売開始時間に合わせて、最寄りのスーパーマーケットへ向かう。
この時間まで待ったのはビールの為だけではない。
実はタイでも日系のスーパーは、特に夕方になると総菜などに半額シールが貼られるのだ。
ただでさえ物価の安いアジアなのに、更に半額になるというボーナスタイム。
例えばサンドイッチなどが120円程なのだけど、それが60円。
鶏モモ肉が200ℊで160円程のものが80円。チンゲン菜80円が40円。と言った具合。
このタイミングで、その日の夕食と次の日の朝食を購入。
たまたま目ぼしいものが割引になっていないときは、ローカル屋台でテイクアウトを利用する。
40bahtから60baht程(約140円~200円)フライドチキンなんかは家で揚げ物はめんどくさいので、揚げ物が食べたいときも利用します。(あとラーメンね)
後は、部屋に戻ってシャワーを浴びて、肉を焼いたり野菜を炒めたりしながら、キッチンドランカー。
ジムやプールの後なので、最高の喉越しでアジアのビールを嗜みます。
料理が出来たら、それをつまみながらタイウイスキーなどで晩酌。
お供はネットフリックスの海外ドラマ。
適度に酔っぱらったらご就寝。18時位から始めているので22時前には寝てしまいます。
そして、翌朝に続く
まとめ
ご覧いただいた通り、何もない非生産的な毎日。この生活、家賃の安い地方へ行けば日本でもできます。
しかし、この生活の最大のメリットであるプールとジムが住居併設ってのが難しいかな。
たまに、夜遊びをしに出掛けることもありますが、友人などに誘われた時だけ。世界最大級の歓楽街パタヤなどに滞在していても、この沈没スタイルは変わりません。
「東南アジアのビーチで沈没生活」
このフレーズからどんな生活を想像するかは人それぞれだと思いますが、
まぁ、こんなもんです。
日常となってみれば、なんの刺激もない同じ日々の繰り返し。
冒頭でも記載しましたが、個人的には自ら選んだ日々を繰り返すなら幸せかと思いますが、活動的に日々の生活を過ごす人々にとっては苦痛かもしれません。
もし、似たような生活を希望されている方が見てくださっているのであれば、夢のような生活も日常となると物足りなくなる事もある。ということを心に留めて頂ければと思います。
どんな環境でも、すべてが100点ってのは難しいかと。
とりあえず、自分は概ね満足してますけどね。
あ、そういえば全然ビーチ行ってない・・・副題変えなくちゃ