何も無いサムイ島でダラダラしているだけなので、お伝えしたいブログのネタもやはり何も無いので、コラム的なやつをアップして繋いでみます。
近年、日本を訪れる外国人観光客の数は急増しており、2019年には過去最高の3,188万人を記録したらしい。故・安倍総理が目標2000万人!って言ってた数年前から考えたらすごい伸びだ。
しかし、この観光ブームの中で、一部の観光地や施設で「二重価格設定」が問題となっている。
ネットニュースで2025年7月25日にOPENする大型新テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」では外国人客に約20%割高の入場料を徴収すると発表があった
東南アジア放浪生活を初めた2018年頃、たまたまベトナムで数人の日本人と飲む機会があった。その時元JICA出身で欧米人の男性と結婚した現地在住の女性がこう話していた
「外国人二重価格がある国は後進国」と
まぁユーロ圏でもそういうところは沢山あるけどねって意見は飲み込んで聞いたし、自分だって旦那の稼ぎで物価格差を利用してその後進国で優雅に暮らしてるくせにって心に引っかかったのでよく覚えている
東南アジアでは外国人価格は当たり前のようにある。寺院などの入場料や英語のメニューが割高に設定されているなどなど・・現在滞在しているサムイ島でヤードンという密造酒を毎日買っているローカル売店にも自分以外に毎日酒を買いに来る地元客がいる。支払っている紙幣を観察しているとちょっとだけ自分より安く買っている(40円程度だけどね)
それは構わないとして、当時はグローバル化が進んで「いずれ世界中の格差はなくなって平等な値付けになっていく」って考えたいた。ベストセラーのFACTFULNESS(ファクトフルネス) にもそんなことが書いてあったし
それが、まさか東南アジアが日本に追いつくのではなく日本が東南アジアに合わせて二重価格設定を議論していく時代になろうとはつゆとも思わなかった
AIに聞いてみたらこんな感じ
1. 経済的格差
日本と多くの外国との間には、経済的な格差が存在します。特に東南アジアや南アジアからの観光客にとって、日本の物価は非常に高く感じられることがあります。そのため、一部の施設では、外国人観光客に対して割引料金を設定することで、より多くの観光客を呼び込もうとする動きがあります。
2. 観光地の維持管理費
日本の観光地は、その美しさと歴史的価値を維持するために、多額の維持管理費がかかります。特に世界遺産や国立公園などは、その維持費が非常に高額です。外国人観光客に対して高い料金を設定することで、これらの維持管理費を賄おうとする意図があります。
3. 文化的背景
日本では、古くから「おもてなし」の精神が根付いており、外国人観光客に対して特別なサービスを提供することがあります。この「おもてなし」の一環として、外国人観光客に対して特別な料金を設定することがあるのです。
いや・・無理やりこじつけて言い訳してるようにしか聞こえない。日本で散財するような観光客は一般的な日本人より裕福だし、維持管理費は利用する人たちが皆で平等に払えば良い。
外国人からぼったくるなんて、それが日本の「おもてなし」なのか?
更に問題点を聞いてみる
1. 差別的な印象
二重価格設定は、外国人観光客に対して差別的な印象を与える可能性があります。特に、同じサービスに対して異なる料金を設定することは、公平性に欠けると感じる観光客も少なくありません。これにより、日本の観光地に対するイメージが悪化するリスクがあります。
2. 観光客の不満
外国人観光客の中には、二重価格設定に対して不満を抱く人もいます。特に、事前に料金が明示されていない場合、現地で高い料金を請求されると、驚きとともに不満が生じることがあります。このような不満は、観光地の評判を落とすだけでなく、リピート客の減少にもつながります。
3. 法的問題
二重価格設定は、場合によっては法的な問題を引き起こす可能性があります。日本では、人種や国籍に基づく差別を禁止する法律が存在します。二重価格設定がこれらの法律に抵触する場合、訴訟リスクが生じることも考えられます。
まさにこれ。少ない予算で工夫しながら(ときには我慢)旅をしている学生やバックパッカーなどが感じていた二重価格に対する不満。
例えば、文化遺産ガイドなどを頼む場合に「20カ国言語対応」とかであれば、その分のガイドフィーを上乗せするとかなら納得できるが、そういう明確な理由が明記してあることは少ない
まとめてもらうとこんな感じ
二重価格設定は、日本と外国人観光客の間で生じる経済的格差や文化的背景に起因する複雑な問題です。しかし、この問題を解決するためには、透明性の向上、多言語対応の強化、公平な料金設定の導入、そして持続可能な観光の推進が不可欠です。これらの取り組みを通じて、日本はより多くの観光客に選ばれる観光地として成長し、国際的な評価を高めることができるでしょう。
これからの日本が、二重価格設定の問題を乗り越え、より公平で持続可能な観光地として発展することを期待しています。
いや、単に「金持ちからは多少ぼったくってもええやろ」って貧しい発想だけだと思う。乗り越えられるとは思わないし、一度吸った甘い汁を是正できるとも考え辛い。
これが先進国を自称する国々のスタンダードになるっての?他所はどうなんだろう?スイスやルクセンブルグにも外国人価格ってあるのかな?
まとめ
超氷河期世代ど真ん中だけど、少なくとも中学生くらいまでは「Japan as Number One」と謳ってた国の出身としてはなんとも淋しいものである。
ということで自国でも二重価格を取り入れている以上、東南アジアで割高な外国人価格を請求されても仕方なしだがちゃんと支払おうと思う。
タイやベトナムの富裕層が日本へ行って外国人価格にお目溢しをいただき、貧しい日本人を救ってくれているのなら、それくらいの負担は甘受することとする。
自分は外野から野次飛ばすだけで申し訳ないけど
頑張って・・・ニッポン
おわり