パタヤからバンコクへ向かう途中に「シーチャン島」へ立ち寄った。
数日の滞在だけど、想像以上に素敵な場所だった。
もっと有名になっても良さそうだけど、島には特に何もなく「これぞローカル」という雰囲気に溢れている。
洗練されたビーチリゾートではなく、こういう雰囲気にこそビーチライフの妙があるのではないかと。
数日滞在して、逆にこういう場所は有名にならないことで魅力を発揮するんだと感じた。
パタヤからの行き方や場所などは関連記事を参照してください
「シーチャン島の街並み」
街並みというほどのことはない。一言「田舎の島」です。
港からメイン通りまで、タイの古き良き時代を思わせる古の風景。
島にセブンイレブンが一軒しかないので、買い物が大変だなと思っていたけど、至る所にいわゆる
「昭和のおばあちゃんがやっている雑貨店」みたいなのが点在。日本ではなかなかお目にかかれなくなった雰囲気。
なので、買い物には不自由しない。
食事は基本「ちょっとだけ入りにくいローカル食堂」だらけ。
でも大丈夫。写真付きのメニューも殆どの店で用意してあります。
価格も嬉しいローカル価格50bahtから(約170円)
海上輸送費が上乗せされる離島においてはお得感抜群。
最寄りが日本企業が多いシラチャーだからか、おばさんたちが多く片言の日本語を話す。
ビールのメニューが無かったので聞いてみたら向かいの雑貨店で買ってきてくれるって言う・・・
田舎独特のほっこり感。
のんびり食事を楽しんでいたら、目の前にスクーターほどの大きさのイノシシが闊歩する。
・・え~っと、牛とか豚って家畜だから理解できるんだけどイノシシって野生だよね?
危なくないのか?
この島にはあらゆるところで見られる光景。なかなか貴重。
親子連れなんかの子供イノシシは可愛いんだけど、ちょっとビビる。(イノシシの攻撃力はびっくりニュースなどで承知かと)
現地の人は「ぜんぜん危なくない」と笑ってました。
まさに穴場「タンパンビーチ」
港と反対側に島内唯一のビーチがある。
港側の海はそれほど綺麗では無かったので期待せずに歩いて向かった。
場所
しかし、毎回どこでも歩いて向かって途中でいつも後悔するっていう学習の力のなさ・・
島の反対側なので当然小高い丘を越えます。舗装はされているけどかなり辛い。あたりまえだけど暑い。
余程の自信がない限りバイクをレンタルしてください(港で免許やパスポート無しで借りれます)
歩いてるのは自分だけ。(港から徒歩で40分位だけど)
汗だくで軽く拷問。
なんとか丘を越えて眼下に広がる海を見て驚いた。
おお!良い意味で期待を裏切る絶景が広がる。
そして、このビーチはビーチチェアーとパラソルが
無料!
無料って響きはいつ聞いても素敵です。
見た目は雑多で決して良くはないけど、座り心地は抜群。
午前中に行けばビーチ最前列を確保できます。
そこで注文できるメニューも街と変らずローカル価格。50bahtから
ビールと食事を併せて300円で最高の時間を過ごせます。
店主の女性は日本語が堪能。
とにかく潮風が断続的に吹きつけて、とても気持ちが良い。
周りは殆ど現地の家族連れ。
子供たちの新しいゴーグルのセッティングを手伝ってあげてローカル家族の仲間入り。
この子たちのお母さんも日本語話してました。
まとめ
「灯台下暗し」とはこういう事かと思った。
バンコクから一番近い離島がこんなにものんびりしていて綺麗な海だとは。
そして、プーケットなど有名ビーチに比べて価格が安い。物売りも疎ら。
島の人たちも他の観光地の人々よりも擦れ感がまったくない。
昼前に着いて、大瓶のビールを氷入りのグラスに注いでローカルフードを頬張る。
半日潮風を浴びながらゴロゴロして約300円。
夕方まで粘ってサンセットを見ながら同じ場所でもう一食楽しんでも600円/日
クラブもなければバービアもありません。
パタヤで染みついてしまった、欲望と背徳の汚れを綺麗さっぱり洗い流してくれる。
そんな、スローライフがとても素敵な島。
お気に入りの場所がもう一つ増えました。
バンコクからもパタヤからも日帰り可能な場所ですが、是非泊りで訪れることをお勧めします。