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一ヶ月滞在してみてのバリ島の人々の印象

バリ島

バリ島に一ヶ月ほど滞在して感じたのだが、他の東南アジアの人達に比べて、なんとなくだがガツガツしている感が薄いと感じた。

一言で言うと「いい奴」が多い気がする。

もちろん人にもよる。タクシーなんかは平気でぼったくってくるドライバーも多いし、近くだとすぐに乗車拒否もする。街中では客引きも多い。

しかし、生活の為に気合を入れて稼いでやろうという感じがあまり感じられず、「断られたらまぁいいか」位のスタイルで商売をしているような雰囲気が強い。

詳しくは分からないけど宗教的に輪廻転生を強く信仰していて、「現世でそんなに頑張らなくても来世もあるし」的な考えの人が多いともローカル達が世間話で話していた。

あくまで、今まで滞在した東南アジアのそれと比べてだ。日本の接客などとは比べ物にならないのは言うまでもない。

オイルおじさん

前回のサーフボードショップでセットアップを待っている間、一人のおじさんに声を掛けられた。

一見強面に見えたのだが、少し話してみると気のいいおじさんだ。(おじさんと言ってもすごく年下かもしれないけど)

彼の趣味の釣りの話などで軽く世間話をしていると、徐にペットボトルを持ち出した。

何やら怪しげな液体を自慢げに見せる。よく聞くと「特製のココナッツオイル」なんだとか。

話を進めると、どうやら彼はフリーのマッサージ師だという。こんな風体のマッサージ師が地べたに座って営業してどのようなお客さんが付くのかは、はなはだ疑問だ。どうせマッサージをしてもらうなら若い女の子がいい。

しかし、彼は「これで疲れや痛みも一瞬で消えるんだ」と以前にサーフィンで痛めた古傷にそのあやしいオイルを塗り始めた。

「お金は払わないよ」としつこく念押ししたのだが、勝手にそのオイルでマッサージを始めた。

半信半疑で身をゆだねると、これがずげー気持ちいい。

長年のプロの技なのか、秘伝のオイルのせいなのかは分からない。

お金は払わないと言ったものの、あまりの心地よさに「500円位なら払ってもいいかな」という気分になってきた。

すると、店のスタッフや周りのローカルが「俺もやってくれ」と隣で順番待ちをし始めた。

なんだろう。グルになって巻き上げるつもりなのかと警戒していると。

こいつらにもやってあげるからと10分ほどで終了。

チップいる?と聞いてみたら「いらないよ」とニコニコ顔。

そして、ローカル達のマッサージを始めた。

なんなんだろうか?マッサージが趣味なのかな?

とにかく、ずっと笑顔で皆のマッサージを終えてお金も受け取らず満足げに帰っていった。

彼のような男との出会いは稀だろうし、真意は分からないが周りのローカル達に聞いてみたら、

「彼がいいって言ってるんだから大丈夫」とのこと。そして「気に入ったら次に会った時に払ってあげて」と。

いつ会うかなんて分からないのに・・・

なんか知らなけど笑顔に屈託がなくてとても「いい奴」だ。

まとめ

これまで知り合った元ビーチボーイや行きつけのワルンの男の子、サーフショップの店長、宿のスタッフの女の子など

連絡先を交換したバリニーズに一度もがめつ過ぎる金の匂いを感じることはなかった。

たまたまかもしれないが、今のところ東南アジアでもバリ島の商売人の親切さ具合は群抜きだと思っている。

もちろん、ここは外国だ。油断すると何があるか分からないし、スリや窃盗などは日本に比べると日常茶飯事。

しかし、今のところバリの人たちの親切さは他の国の人達よりも印象が良い。

好きな土地だけに個人的なバイアスがかかっているのかもしれないが、これから沢山友人を作って、この島の文化と共にそこらへんも踏み込んでリサーチしてみたい。

今日はこれから、ビーチで友達になったローカル(これも同じ年のおじさんなんだけど)とサヌールに飲みに行く約束をしている。

20時にホテルに迎えに来てくれるらしい。何処に連れていかれるかも不明だ。

やっぱりたかられるのかな?

それとも何事もなく帰ってこれるのか?

身体を張ってレポートして後日ブログで報告します。

 

 

 

 

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